~1日限定ゲル建て隊員大募集!~モンゴル遊牧民が住む“ゲル”を建てよう!

●報告者:池内明穂(大阪支店)

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました! ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

4月末の日曜日、大阪支店のあるハービスPLAZA3Fにて、モンゴルの移動式住居ゲルを建てよう、というイベントを開催しました。

私達も大好きな国モンゴルは、遊牧民が草原で暮らす際、季節に応じて家畜と共に草原を移動しながら生活をしています。そのため、住居も固定したものではなく、大草原でいつでも設営、解体できるような家が必須となります。モンゴルでは、ゲルと呼ばれていますが、中国ではパオ(包)、中央アジア方面などではユルタとも呼ばれています。そんな移動式住居を実際に建ててモンゴルを知るきっかけにしてもらおう、ということで大阪支店が総力を上げて企画したイベントでしたが、当日は20名弱ほどのお客様にご参加いただきました。

第一部では、弊社のモンゴルツアーの魅力などを紹介、その後、ゲルの持ち主で一級建築士の味方氏から、ゲルの構造についてなどをスライドを交えながら話していただきました。世界には似たような構造をした建物(例えば、アメリカの先住民が暮らす円錐形のテントのティピなど)もありますが、ティピと比べても、ゲルは内部の空間を最大限に有効に活用し、円形で外部からの強風などにも耐える構造となっていて非常に理にかなった造りであることを、改めて感じました。

第二部では、味方氏と南モンゴルの方に指揮をとってもらい、実践です。支店内に並べられたゲルの材料を、ホールに運んで位置関係を確認しながら、順番に建てて行きます。実際モンゴルでは、慣れている大人でしたら3-4人でもぱっぱっと建てるとのことですが、イベントでは早く建てることよりも、ゲルの構造を理解しながら皆で楽しみながら組み立てました。

1:このスペースにゲルを建てます1:このスペースにゲルを建てます
2:支店内に置かれたゲル一式2:支店内に置かれたゲル一式


3:大体の場所をきめます3:大体の場所を決めます
4:ハナ(壁部分)を広げます4:ハナ(壁部分)を広げます


5:ハナ(壁)部分が扉とつながりました5:ハナ(壁)部分が扉とつながりました
6:トーノ(天窓)を立てます6:トーノ(天窓)を立てます


7:オニ(天井の棒)を順番に差していきます7:オニ(天井の棒)を順番に差していきます
8:だいぶ形になってきました8:だいぶ形になってきました


9:最後は布をかけて、紐で固定し完成 9:最後は布をかけて、紐で固定し完成
10:建てた後に、ゲルの中でゲルのマナーや家具の配置などを説明し理解を深めます10:建てた後に、ゲルの中でゲルのマナーや家具の配置などを説明し理解を深めます


約2時間ほどの予定時間通りにゲルも建て終わり、写真撮影後には解体、そして最後は皆さんに「ゲル建て証明書」をお渡しし、イベントも無事終了いたしました。

今回は天井ギリギリの室内でしたが、モンゴルの大草原で建てることこそ、気持ちも良いものです。現地でミニゲルを建てる体験ツアーも企画していますので、ご興味のある方は是非ご参加くださいね。


ミニゲル体験ができるツアーはこちら!