「フットボール」と「ラテン」をテーマにしたカフェ「futbol & cafe mf」にて
がプロデュースする、初のトークイベントを開催しました。
題して、「ボールが繋ぐ世界との縁」。
ゲストスピーカーには、分野は違えど「サッカー」と「旅」に通ずるお２人をお招きして、たっぷり２時間お話しいただきました！ さて、どんなお話になったか、お伝えしていきます！
◇日 時：2016年1月8日（金）20:00～22:00
◇会 場：futbol & cafe mf（東京・原宿）
◇内 容：ゲストの海外プロサッカー選手時代の話や、アジアにおけるサッカー事情についてお話しするトークイベント
報告者：竹嶋 友（風カルチャークラブ）
▼ゲスト：有坂 哲（ありさか てつ）
「 futbol & cafe mf 」（外部リンク）ショップディレクター。
1975年東京都生まれ。19歳のときに大学を中退してブラジルへサッカー留学。帰国後、Jリーグのテストを受けるもすべて不合格、20歳で都立石神井高校を中心としたサッカー指導者の道へ。26歳のとき、プレーヤーとしての再挑戦と外国移住への想いが募り、知り合いもいなく、言葉もわからない中米のコスタリカへ。2部リーグのチームとプロ契約を交わし1シーズンプレー。帰国後、再び指導者を務め、2013年より現職。
有坂さんのブログ： テツの「ＰｕｒａＶｉｄａ！」日記（外部リンク）
▼ゲスト：山下 修作（やました しゅうさく）
公益社団法人日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）（外部リンク）国際部。
1975年埼玉県生まれ。小学校1年~大学4年までサッカー部。大学時代、部活のオフ期間でアジア各国をバックパッカーとして周り、現地の人とサッカーをして楽しんでいた。2001年リクルート入社。2004年（株）SEA Global取締役就任。2005年よりJリーグ公認ファンサイトJ’s GOALの運営などに携わる。2012年のJリーグアジア戦略室立ち上げ時よりJリーグのアジア展開に携わる。現在（株）JリーグメディアプロモーションとJリーグ国際部を兼務。訪問国数は約70か国。
▼聞き手：竹嶋 友（たけしま ゆう）
（株）風カルチャークラブ 取締役。
1980年東京都生まれ。小学校でサッカーに目覚め、高校までサッカー部。大学時代はサッカーサークルを立上げるも、2年で中退。その後モンゴルを放浪の旅に出る。2005年（株）風の旅行社入社。2015年（株）風カルチャークラブ取締役就任。世界の村でサッカーを通じて村人と交流する旅「FOOTRAVEL」を企画。
会場の「futbol & cafe mf」は、いわゆる“裏原宿”のさらに奥に入ると見つけられる
‘コスタリカでの経験と縁’
前半は、「元コスタリカプロサッカー選手」という経歴を持つ、有坂さんのお話を中心に展開。ブラジルサッカー留学のお話から、Jリーグのプロテスト不合格という経験を経て、指導者の道へ。そして、その後心機一転、プロへの思いを叶えるために選んだフィールドがなぜコスタリカなのか？
さらに、「普段は私、聞き手役が多いのでね～」と謙遜しながらも、そのときの心情やエピソードを丁寧に、そして穏やかなリズムで語る有坂さんでしたが、トークの内容が「コスタリカ」になった瞬間に、語られる言葉に熱を帯びたのが印象的でした。
有坂さんは、普段あまりご自身の経歴を語らないそう
「自分で決めたことを、簡単にあきらめてはいけない」
「自分が動かなければ何も始まらない」
不慣れな国で、何気なく参加し始めた現地の人々との草サッカーで、ボールが結んでくれた“コスタリカサッカーの神様”へと繋がる縁。そんな出会いがあったからこそ、経験した挫折を、強い意志でプラスの力へと、そして自分を鼓舞する力へと変えられた。
「語る側は不慣れで…」とは、とても思えぬ、魅力的なお話でした。
ハーフタイムをはさみ…
‘Jリーグアジア展開とその活動’
後半は、山下さんのお話を中心に展開。山下さんは、ご自身の魅力的なトークの力でグイグイと観客を引き込んでいく、台本なしの展開。そもそも、このイベントに向けた3人での打合せのときに『当日は、ほぼ内容は決めずに自由な発想でいこう！』と、筋書きなしで臨んだイベントでしたが、たしかに台本は不要と納得。
山下さんはJリーグアジア戦略のキーマンとして、アジアを、世界を飛び回っている
東ティモール、ブータン、モンゴル、ラオス、ネパールなど現地のサッカー協会と連携しながら活動されているJリーグのプロジェクトで、各国滞在中に経験された、その国のサッカー事情やユニークなエピソードの数々。
学生時代に世界の様々な国を旅した経験があるからこそ得られる、山下さんの現地の人々との接し方や、その国の人々を、特に子どもたちの本質を捉える視点。ユーモア溢れる語り口の中には、山下さんの豊富な経験に裏打ちされた深さがあるのだと、そう感じました。
もともと、有坂さんとの繋がりは、たまたまインターネットで「FOOTRAVEL」を見つけて、「おもしろい事やっているな～」ということで、KAZEにお問い合わせをいただいたのがご縁。
そして、山下さんとは、アジアの子どもたちにJリーグクラブユニフォームを届けるJリーグ国際貢献事業プロジェクトのブータンとモンゴルのコーディネートを、KAZEがお手伝いさせていただいたことがご縁。
今回の旅のテーマ「ボールが繋ぐ世界との縁」は、どうやらここ日本でも起こっていたようです。
イベントが終了した後も、参加された皆さまが会場で出会った方同士で、あちらこちらで旅話やサッカー談義に花を咲かせていらっしゃったのも、とても嬉しい光景でした。
国籍や民族、宗教、性別、年齢、そして言葉を超えて行く「サッカーの力」。
今後もボールが、サッカーが、FOOTRAVELが、どんな縁を紡いでいってくれるか、とても楽しみです。
年明けの慌しい最中に、会場にお越しいただいた皆さま、そしてイベントにご協力いただいた有坂さんと山下さん、改めてこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました！
またお会いしましょう！（竹嶋）
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（※モロッコ、ブータン、ネパール、ペルー、カンボジア、モンゴルで世界の村人とサッカー交流！） 
