2017年12月27日から『ビムタンに連泊! マナスル西面展望トレッキング9日間』に添乗員として同行させていただきました。
ランタン谷のようなヒマラヤの近さ! ゴーキョのような氷河&氷河湖! アンナプルナBCのような迫力ある8,000m峰の展望! そして、トレッカーが少なく静か!
ビムタン素敵なところでした!!
そんな『マナスル西面展望トレッキング』のBEST VIEW HIMAL 3[*1]はこれだ!!
第3位 ビムタン南面に聳えるプンギ・ヒマール(6,538m)
マナスルの西隣にあり、マナスルにばかり目がいってしまいがちですが、ドゥドゥ・コーラまで高低差3,500m以上すっぱり切れ落ちる北壁は大迫力です! これは未踏峰では??
*後日調べたところ、北壁は未踏峰。反対側の南東壁はほんの2ヶ月前2017年10月28日ロシア隊により初登頂がなされたそうです。
第2位 ポンカール・タル北側に聳えるチェオ・ヒマール(6,812m)
ビムタンからもばっちり見えていますが、ポンカール・タルまでひと登り(約2時間)すると、懸垂氷河を抱き屏風のように迫り来るチェオ・ヒマールに圧倒されます! 今回は轟音が鳴り響きセラックの崩壊雪崩も見られました。
第1位 ビムタンから望むマナスル(8,163m)のアーベントロート
やはり8,000m峰マナスルが第1位です。ビムタンのロッジ敷地内やポンカール・タルからも見られますが、ビムタンのロッジ横にあるモレーン状の丘にひと登り(約10分)すると、夕陽に色付くマナスル西面のアーベントロートがバッチリ望め、至福の瞬間が手軽に味わえます。
おまけ ヒムルン・ヒマール(7,126m)
もうひとつ、ビムタンやポンカール・タルからもよく見える7,000m峰にヒムルン・ヒマールがあります。個人的な話しですが、学生時代に私をヒマラヤへ導いてくれた師匠のひとり野沢井歩さんが眠る山です。14年、とても時間があいてしまいましたが、ようやくこの山に合掌し近況を報告することができました。
ビムタンを訪問されましたら、この美しい円錐形のヒムルン・ヒマールにも注目です。
*訂正:円錐形の山は正しくはネムジュン・ヒマール(7,139m)でした。ヒムルンはネムジュンの北側で、ポンカール氷河の上に少しピークが見えます。失礼いたしました。
『マナスル西面展望トレッキング』行くならいつがお勧め?
ヒマラヤ展望時期の乾季は10月~5月と長いです。このルートは特にヒマラヤが近いですので、乾季ならどの時期でも必ずヒマラヤはその輝きを見せてくれるでしょう! その中で特にお勧めは、、、。
- 年末年始/ビムタンの朝-10℃位の冷え込みは覚悟が必要で、質素なロッジでは寒さがつきまといますが、トレッカーが特に少なく静か~なトレッキングを存分に楽しむことができます!
- GW(4月中旬~5月中旬)/氷点下になることもほとんどなく、標高3,020mのヤクカルカ~ビムタン手前辺りではシャクナゲが彩るお勧めの時期です。
- 10~11月/乾季前半で最も天候が安定する時期といえます。ポスト・モンスーン期のマナスル遠征隊もラルキャラ(峠)を越えて下山してくるかもしれません。
[*1] 個人的な感想です。もっと他のピークがありそれぞれが美しいですので、ご自身の目で是非ご確認下さい。