‘異国’ をすげた下駄

夏となると、髪をバッサリ切ってみたり、ノースリーブやワンピースを着てみたりと、思い切ったスタイルを楽しみたくなるものです。加えて私は、夏の定番アイテムとして「下駄」を愛用してきました。デニムや長めのスカートに合わせると、目に涼しく、履き物ひとつで個性的なスタイルになるところがお気に入りなのですが、今年の下駄は特別です・・・。

つい先日のこと。風の女子企画で何度かご紹介しているKANNOTEXTILEさんの下駄を買い求めて参りました。

KANNOTEXTILEさんの下駄
鼻緒の表はウズベキスタンの端布、鼻緒の裏はインドより。台は鎌倉彫りとのこと。
グリーンの光沢に惚れました。


KANNOTEXTILEさんは、主には中央アジアやインド、あるいは世界の国のどこかで見つけてきた布地から衣服を制作し、販売まで手掛けられています。世界でたった一つの衣服には、大陸の風、そして物語すら感じます…。と、それは普段のお仕事の話。
なんと今年は、下駄の制作・販売を開始されるとのことで、下駄愛用を自負する身としては、must buy!!と意気込んで、神楽坂のお店に伺いました。
小さな店内は、さまざまな土地の端布で作られた鼻緒、個性的な彫刻や絵付けの施された下駄が並べられ、お客さんもいっぱい、熱気むんむん。
みなさん下駄を履き替えては、お互いに、似合いますね〜、意外〜だけどそれもアリ!などと言い合いながら、わいわい楽しく試し履きさせてもらいました。優柔不断な私も、無事お気に入りの下駄を購入でき、大満足です。
それにしても、下駄が飛ぶように売れていくのには驚きでした…。
ちなみに、下駄の販売は7/24までとなっていますが、終わりに近づくほど品薄になると思われます。下駄を見てみたい方はお早めに!(衣服の販売もしています)

KANNOTEXTILE HP
KANNOTEXTILE Facebook(下駄をもっと見たい方はこちら!)

今回、これら個性豊かな下駄たちは「ひかりのすあし」として発表されました。
真夏の日差しの下、鮮やかな鼻緒が自分の足元を彩るイメージが想像されて、言葉の持つ響きにも惹かれるものがありました。後日店主に尋ねたところ、宮沢賢治の小説にインスピレーションを受けて、とのことでした。

この夏は、異国と日本とが混ざりあうこの下駄を履いて、しなやかで潔い、足元美人を目指したいと思います♪





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