2017年11月28日(水)
文●ツアーガイド:久下 直哉(くげ なおや)
風の鳥日和・関西版がついに開講です。記念すべき第1回は大阪・吹田の万博記念公園です。今回の参加は6名。少人数精鋭です。
まずは鳥の探し方から、出会った鳥の特徴をゆっくりと説明してから観察開始です。鳥の声に意識しながら、止まっている鳥を探します。モズが枝先に止まります。地上で採餌して枝先に飛来して止まるツグミもいます。松林ではヤマガラが松の実をくわえて隠したり、採餌しています。カラ類の混群もやってきました。芝生の上でハクセキレイ、ボート池にカイツブリとコサギを見て、東側のエリアでの観察は終了。
ヨシガモ
次に自然学習館で私の作ったアオバトとオオタカの剥製を見ながら、作成した時の様子を説明します。アオバトの剥製を作成中に驚いたことは未消化のドングリがたくさん出てきたことです。オオタカを剥製にした時は、爪の鋭さと脚の筋肉が凄かったことを記憶しています。
その後、園内の池に姿を現すカワセミに期待しながら観察再開。万博公園ではカワセミに出会える率が高いので、鳴き声を頼りに池を巡ります。公園内にはいくつか池がありますが、最期の池でカワセミが登場しました。オスの成鳥のようです。ここが採餌ポイントなのか、ゆっくりと観察することができました。カワセミも無事観察できたところで今回の講座は終了です。
カワセミ
今回は新幹線でかけつけて頂いた方や、今月からバ-ドウオッチングを始めた方にもご参加頂きました。ありがとうございました。これからも出会いを大切にしながら、ツアーや講座を続けていきたいと思います。
【今回確認できた鳥達】
ヨシガモ・ヒドリガモ・ホシハジロ・カイツブリ・キジバト・アオサギ・コサギ・オオバン・カワセミ・コゲラ・モズ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ヤマガラ・シジュウカラ・ヒヨドリ・ウグイス・エナガ・メジロ・ツグミ・ジョウビタキ・スズメ・ハクセキレイ・カワラヒワ・アオジ