ツアー名:1名から催行!期間中いつでもOK! 渡り鳥の楽園・秋の飛島 3日間
2016年10月26日(月)~10月28日(金)
文●ツアーガイド:簗川 堅治(やながわ けんじ)
秋の飛島バードウォッチング 1日目
欠航するかもと心配しましたが、なんとか出航してくれました。しかも思ったよりも揺れずに無事到着とのこと。まずは安堵しました。
荒れた夜で鳥は抜けていないはずと思いながらのスタートです。まずはお決まりのハヤブサを崖で観察。カキの実には多くのメジロやツグミが来ています。アオジが飛び出し、ジョウビタキがちょろちょろしています。
「2の畑」で出ている珍鳥ムジセッカとオジロビタキを観察。今季はオジロビタキが複数出ている珍しい年です。「3の畑」ではツグミの亜種ハチジョウツグミがカキの実を食べていました。ヘリポートに行く途中では至近距離でアオバトも観察しました。今年はアオバトも多い年です。
秋の飛島バードウォッチング 2日目
朝食後、まずは校庭へ。珍鳥コホオアカが1羽いました。コホオアカを観察していると、うろちょろと動き回るムギマキを見つけました。♀の幼鳥のようです。ジョウビタキが複数いて、互いに近づいてはけん制し合っています。校庭は時間をかけて見ていると色々な鳥が出てきて楽しめます。
続いて鼻戸崎・巨木の森、ヘリポートと回りましたが、鳥影は少なくちょっと残念。そこへいい情報が入りました。山グランドにシラガホオジロがいるとのこと。早速、向かって珍鳥シラガホオジロの♂を2羽見ることができました。しきりに地面で餌ついばんでいます。
今度は「3の畑」へ。椅子に座って休憩していると、眼の前を1羽の鳥が通過。畑の支柱に止まったのは珍鳥オジロビタキ。おそらく昨日、「2の畑」で見た個体でしょう。
ここで再び情報が入りました。近くの土捨て場にヤマヒバリが出ているとのこと。そちらへと向かうと一瞬だけ見ることができました。珍鳥コホオアカがここにもいました。
「3の畑」へ戻ると、今度はオオマシコがいるようです。少し待ちましたが、残念ながら出てきませんでした。ただ、その間に猛禽類のツミが小鳥を追いかけている場面を見ることができました。
この日は早めに切り上げようと宿へ着いたら、またまた情報が。ヘリポートに珍鳥ツメナガホオジロが出たようです。3日前にいなくなった個体でしょうか? ヘリポートへ急行します。いました! 先日のとは別個体のようで、今、島に入ってきたばかりのようです。しきりに餌をついばんでいます。カシラダカやミヤマホオジロも複数いました。
秋の飛島バードウォッチング 3日目
3日目。最終日です。出発しようとしたら、宿前に珍鳥ムジセッカがいました。宿前で見られるのも飛島ならではです。上空にはイスカです。
まずは最初に校庭へ向かいました。早速、珍鳥ホシムクドリのお出迎えです。珍鳥コホオアカも健在です。ここでも珍鳥ムジセッカがいました。
イスカも3羽飛んで行きました。ヘリポートで珍鳥ツメナガホオジロ、土捨て場で珍鳥ヤマヒバリとコホオアカを見て、すべての日程を終えました。
【今回確認できた鳥達】
カラスバト、キジバト、アオバト、カワウ、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、ハイタカ、ツミ、ノスリ、アカゲラ、ハヤブサ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、Hヒバリ、ウグイス、ムジセッカ、アカゲラ、ハヤブサ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、ムジセッカ、キマユムシクイ、メジロ、ホシムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ノビタキ、ムギマキ、オジロビタキ、ヤマヒバリ、スズメ、ハクセキレイ、ビンズイ、アトリ、マヒワ、ベニマシコ、イスカ、シメ、イカル、ツメナガホオジロ、シラガホオジロ、ホオジロ、コホオアカ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ 計53種