添乗ツアー名 ● 馬と楽しむスリランカの大自然と世界遺産シギリヤ・ロックを巡る9日間
2016年4月30日(土)~2016年5月8日(日)
文・写真 ● 山田基広(東京本社)
風の旅行社の海外乗馬新企画!「馬と楽しむスリランカの大自然と世界遺産シギリヤ・ロックを巡る9日間」に行ってきました。GWは雨季の始まりですが、乗馬中はしっかり快晴(ただし暑い・・・)、観光中もしっかり快晴(ほんとに暑かった)、シギリアロックの時だけはほんのり曇り空(助かった!)と天候に恵まれ楽しいツアーとなりました。さてさて、気になるツアーはいったい・・・!
はじまりはビーチリゾートから
スリランカ乗馬の初日、2日目はビーチリゾートのカルピティヤでの乗馬です。
ホテル隣接の馬房でまずは馬との顔合わせ。そして、すぐに馬に跨りスタートになります。スリランカの馬は、サラブレッドより一回り小さく、モンゴルの馬より1~2回り大きいサイズのマルワリ種。くりっとよれた「耳」と暑い中でも衰えない体力が特徴。実際、40度近い気温で、我々が汗をダラダラ流す中、汗をまったくかかないというたくましさ。
白砂の海岸に美しい海!まさにリゾート!
耳に特徴あり。
さて、乗馬です。南国特有の草葺屋根の家々の路地を抜けまずは海を目指します。路地に入ると口々に「ハロ~」「ハロ~」の声が。スリランカには馬が2百頭程度しかいないとか。子どもも大人も好奇心たっぷりの目で、通り過ぎていくわれわれを見送ってくれます。
砂浜に出ると、海岸線を波をジャバジャバしながら進みます。
けっこうな波が押し寄せる中、馬上の人間はひやひや?でも馬は相当気持ちよさそうです。
乗馬2日目は漁村を抜けて、半島の先端に向かったりと、ビーチでの乗馬を満喫します。
波打ち際をジャバジャバ進む!
カルピティヤの漁村の中を馬で進みます
インド洋に沈む夕陽の中で
オプショナルでイルカウォッチングも!
観光も楽しみます。
行程4日目は乗馬の中休み。2つの世界遺産を訪れます。一つ目は紀元前から栄え始めたスリランカ最古の都アヌラーダプラへ。お釈迦様が悟りを開いた菩提樹から枝分かれしたスリ・マハー菩提樹やジェータワナラマダゴバ、イスルムニア精舎などなど、見所をしっかりおさえます。午後はダンブッラの石窟寺院へ。岩山の頂にある岩窟を目指してプチ登山。それなりに歩くので歩きやすい靴をお勧めします。
アヌラーダプラ最大のストゥーパ ルワンウェリ・サーヤ大塔
樹齢2000年を超えると言われるスリー・マハー菩提樹
ダンブッラの石窟寺院(大きい…!)
第2窟の天井一面に描かれた壁画は圧巻
スリランカの観光は見ごたえのある場所が大変多い一方で、暑さとの闘いといっても過言ではありません。寺院の境内は靴を脱ぐため靴下を履いていないと足裏が火傷状態に…。スリランカ人でさえ飛び跳ねているので日本人ではひとたまりもありません…!また、原則として脱帽なので、日差しにもさらされます。こまめな水分補給が重要です。
目指せシギリア!
行程5日目からスリランカでの乗馬を再開。ダンブッラにあるカンダラマ貯水池周辺からスタート。ジャングル(といっても密林を進むわけではないのでご安心を)やプランテーションエリアをのんびり進みます。樹上には猿が飛び跳ねていたり、孔雀が顔を出したり、無数の鳥のさえずりに耳を傾けたりと豊かな自然を楽しみながらの乗馬です。怖いもの見たさでちょっぴり期待していた「ワニ」には出会えませんでした…残念!
貯水池は灌漑設備が発達していた表れ
野生の猿があちこちにいます
翌日はいよいよハイライト。シギリアロックをめざします。
カンダラマ貯水池周辺から、まずはジャングルの中を進みます。途中、川を渡ったり、かつて瞑想の聖地といわれたジャングル内の寺院跡(カルディヤ・ポクナ)を訪れたり、、、
ドキドキワクワクの渡渉
ジャングルの奥に眠る古びたストゥーパ
深い森の中の巨大岩の下で瞑想に励んでいたそうです
岩山が点在するのもスリランカの特徴
そしてシギリアロックへ。
近づけば近づくほど巨大な岩山。この上に城を築くなんて…。馬上から絶句。
シギリアロックが近づいてきます…!
記念撮影!
シギリアロックのビューポイントでまずは記念撮影。シギリアロックの周辺は最大の観光地ということもあって車やバイクが多いため、乗馬中はひやりとすることもありましたが、乗馬スタッフのフォローと皆さんの巧みな手綱捌きで無事にクリア。外堀に到着したら、堀端を乗馬でのんびり散策。馬上からシギリアを眺めるほどに築城の困難さ、当時の人間達の逞しさを感じます。正面近くまでやってきたところで今回の乗馬ツアーは終了。ここまでがんばってくれた馬達とお別れです。
この後、シギリアロックに登り、翌日はキャンディの観光(仏歯寺や市場など)も楽しんでツアーは終了となります。乗馬も観光も楽しめるスリランカ。まだまだ奥が深そうです。
年末もツアーを企画する予定。ご期待ください。