講座名:直虎の舞台 井の国で鳥をみつけよう!
2017年11月25日(土)
文●ツアーガイド:渡會 理絵(わたらい りえ)
はじめまして!この度、風の鳥日和にて主に東海エリアのガイドとして仲間入りさせていただくことになりました、渡會理絵(わたらいりえ)と申します。この日、初講座でデビューさせていただきました!
場所は現在放送中の大河ドラマ「直虎」の舞台である静岡県浜松市北区引佐町(旧遠江国の井伊谷)です。大河ドラマを見ていると様々なシーンで野鳥の鳴き声…! 当時、井伊直虎や直政、徳川家康も同じ声を聞いていたり、見ていたと思うと、とても感慨深く、今回は「井の国でバードウォッチング」というテーマでやらせていただきました。
しかし、歴史に疎い私はテスト勉強のように歴史を猛勉強! 気分も高めるため、「直虎」のサウンドトラックを聞きながら現地下見に行ったり、格好やネイルも直虎カラーにしたり…(笑) そして当日は、お客さんにも道中サントラを聞いて来てもらい、さらにリュックに帯締めをつけ、いざ出陣!!(゜∇^d)!!
井伊谷城跡城山公園
井伊谷城(いいのやじょう)の跡地である山に登りはじめるとさっそくモズが「チキチキチキチキ!」と梢で鳴いているのをじっくり見ることができました。
また、この山の麓でミカンの栽培が行われているためでしょうか、ヒヨドリの声がたくさん! そのうちの1羽が私たちの真上の桜の木に飛んできました。双眼鏡でのぞいてみると、黒く熟したツタの実を食べていました。「ヒヨドリってほっぺが茶色いんだね!」みなさんバッチリ見れて感動でした!
鳥を探しながらゆっくり登り、頂上で井の国を眺めながら、地元で人気の高い「紅屋」さんの味噌まんじゅうを食べました♪
地元のおもてなしガイドの方が山頂にいて、歴史についても教えてくださいました。
次に向かった先は渭伊(いい)神社と天白磐座遺跡(てんぱくいわくらいせき))。渭伊神社は約1000年の歴史があり、井伊家代々の神社です。元は大河ドラマ 「直虎」で和尚さんがでてくる龍潭寺(りょうたんじ)にあったそうで、直虎が生まれる頃、場所を現在の地に移したのだそうです。
神社ではコゲラがシイの木をつついているところを見ることができました。そして神社のすぐ裏手に遺跡があり、巨大な石がゴロゴロしています!! 古墳時代に祭祀場になっていたそうです。本当に神秘的なところでした。
そのあとは井伊谷川の支流、神宮寺川沿いを歩きました。冬羽になったセグロセキレイをじっくり見ることができました。
そしてラッキーなことにハシブトガラスとハシボソガラスが総勢60~70羽はいたでしょうか、水浴び真っ最中! バシャバシャと浴びる者、手すりにとまって次の順番を待つ?者、橋の下で何かエサを見つけた者、思わず笑ってしまう光景でした。(その1時間後は1羽もいなくなっていました! まるで祭りのあと…)
お腹が空いたところで「そば処 和(なごみ)」さんへ♪ 畳のお座敷がまた嬉しい! 私は冷たい山かけ蕎麦+海老天をいただきました♪
お店を出て、車を停めたところまで歩いているところに! 出ました! チョウゲンボウ! そして続いてカラスに追われながらハイタカが上空を通過するのを見ることができました。
初講座にご参加いただいた、S姫、K姫ありがとうございました。今回改めて鳥や自然、歴史、人とのふれあいを通して感動を共有できることに大きな喜びを感じた1日になりました。これからも面白い企画をいっぱいつくっていきたいです☆ アイデア募集中です(゜∇^d)!!
【今回確認できた鳥達】
ヤマガラ、メジロ、カワラヒワ、ホオジロ、ジョウビタキ、モズ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、チョウゲンボウ、ハイタカ、ノスリ、トビ 計17種
渡會さん同行コース
冬の佐鳴湖一周!とりっぷ♪
日時:2018/1/14(日) 9:00〜15:00頃まで
会場:佐鳴湖公園(静岡県浜松市)8:50 ひょうたん池駐車場集合
*公共交通機関:遠州鉄道バスが便利です。
浜松駅8:15発 大平台1丁目行き 太平台2丁目北下車
代金:4,320円
講師:渡會理絵
期待したい野鳥:カワセミ・バン・オオバン・カルガモ・マガモ・ヒドリガモ・コガモ・ハシビロガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・ミコアイサ・カワウ・アオサギ・ダイサギ・スズメ・メジロ・シジュウカラ・カワラヒワ・モズ・ハクセキレイ・ムクドリ・ヒヨドリ・ツグミ・キジバト・ハシブトガラス・ハシボソガラス・トビ など
お申込み:TEL:0120-987-553 FAX:03-3228-5174
※事前予約制です。FAX・E-mailでお申込みの場合は、講座名、お名前、電話番号、住所、双眼鏡レンタルあり/なしをお書き下さい
※探鳥場所までの公共交通機関や公園入園料は各自払いとなります