ツアー名:里山の冬鳥とカモ類を楽しむ 有馬富士公園
2017年12月13日(火)
文●ツアーガイド:久下 直哉(くげ・なおや)
今回は武庫川から有馬富士公園までのバードウォッチング。
まず、最初にモズが登場しました。寒かったからか、真ん丸になってじっと太陽の光を浴びています。あまり動かないのでゆっくり観察できます。観察しながらモズの飛び方の特徴を解説します。
堤防に上がると飛び交うカワセミがいます。成鳥の♂、♀、そして幼鳥も姿が見られました。河川敷ではコガモやイソシギ、カワウ、ハクセキレイ、ホオジロの姿があります。河川での鳥を見つける目線についても解説します。
桜並木の堤防にはカシラダカとツグミが止まっています。河川から有馬富士公園に向かう途中、美味しそうに熟した柿をツグミが独り占めにしています。夢中に採餌している様子をじっくり観察できました。
カラ類の混群(シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、メジロ、コゲラ)と遭遇しながら池に到着。ハシビロガモの採餌行動やカンムリカイツブリを観察。ハシビロガモが輪になってぐるぐると水中をかき回し、浮き上がってくるプランクトンなどをこしとっている様子を観察します。
カンムリカイツブリはほとんど寝ています。たまに目を覚ましたときに、眼の赤い虹彩を確認します。池にはヒドリガモやマガモ、ホシハジロの姿もあります。寒さの影響か、公園内は小鳥類の姿が少なめなので早めに一旦観察終了。
その後、私が勤務していた有馬富士自然学習センターにて昼食タイム。
鳥合わせをした後に、センターを紹介し、最後は公園全体を見おろす事ができるポイントで鳥を探します。やはり鳥の姿が無いので駅へと向かいます。駅のホームからは不自然な飛び方をするムクドリの姿が。その直後にハイタカ♂が低空を飛んでいきました。最後にワンポイント追加で良い形で終わることができました。
今回は少人数で自然な河川敷と里山風景の中で楽しむという、前回の都市公園とはまた違ったタイプのバードウォッチングとなりました。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
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