イランで出会ったモンゴルの味
ここはタブリーズ、1,000年以上続く、ふるいふるーいバザールと人気のピスタチオ屋があります。そこで出会ってしまったのです。ホテルで朝食を食べようとしていたそのときでした、昨夜ガイド氏から「これだけは食べておいて方がいい」といわれた代物。現地では確か「ガイマフ」と呼ばれていました。
それは蜂蜜とセットで並べられており、見た目はパッとしないのですが、とろけるような食感と適度な甘みと濃厚なバターの味わい。ナンにつけてご賞味あれ。
「どこかで食べたなあ、そうだ、これがモンゴルの遊牧民宅でいただいたウルムと同じだ」。チンギスハンの孫フラグは西アジアに遠征。1258年バグダッドを攻略。アッバース朝を倒すと、イルハン国を建国して都をタブリーズにおきました。ペルシアにも遊牧の民はいましたから、ガイマフがはるばるモンゴルから来たとは言い切れませんが、そんな風に考えてみるのも、たのしいものですよね。
タブリーズには行きませんが、年末のイランが催行人数に達しています。