ブータンで最も有名な日本人

ボンデの棚田を望む丘に立つ西岡チョルテン ボンデ農場を望む丘に立つ西岡チョルテン

ブータンで誰もが知っている日本人がいます。1964年からブータンで農業技術指導に携わった西岡京治氏です。当時、食料自給率がとても低かったブータンで、28年という長期に渡り、ブータンのパロを中心に農業指導に尽力されました。その功績が称えられ、国王から外国人として初めて“ダショー(最高の人)”というブータンで最も名誉のある称号を受けられました。亡くなられた際には国葬が執り行われるほど、ブータン人にとって尊敬された方だったそうです(もちろん現在でも)。

チョルテンの脇には西岡氏の功績が書いています チョルテンの脇には西岡氏の功績が称えられています
3月下旬のボンデ農場 3月下旬のボンデ農場

今ではブータンの市場に行くと、大根や白菜、きゃべつ、トマト、人参など日本でもお馴染みの野菜が所狭しと並んでいて、その種類の多さに西岡さんの功績をあらためて感じることができます。3月に添乗したツアーで、西岡さんを祀る西岡チョルテンを訪れました。そこは開発に尽力されたパロのポンデ農場を見渡せる場所に建っています。現在の「風のブータン」のホームステイ先のアマ(お母さん)は、当時西岡さんから農業技術を直接教わったそうです。「西岡さんはやる気のあるまじめなブータン人にはとても熱心に教えてくれた」という話が印象的でした。ホームステイ先ではその当時の貴重なお話もしてもらえますので、ご興味ある方は是非色々質問してみてください!

ブータンの市場に並ぶ野菜たち(パロのサブジバザール) 市場に並ぶ野菜たち(パロのサブジバザール)

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