では、前回に続いてインパールを少しご案内いたします。町は高層の建物がないので空が広いです。町の中心には頑丈な堀をめぐらした城があります。今はもう建物は戦争で崩壊してないのですが、区画だけが残っています。本丸への桟道を行くと右側に広いコートがあります。ポロができそうな芝生がありました。実はここマニプールはポロ発祥の地だそうです。意外でした。
さて、本丸の手前に奇妙な建物(写真1)が。これは仏教寺院だそうです。チベット風ストゥーパのようでもあり、頭がバイキングのかぶとのようでもありますが、きっと、この地方で振舞われるミトン牛の頭蓋骨を模しているのではないでしょうか?村に行くと裕福な家の軒先に飾られています。
そして本丸前にどしっと居座るのがこのご御大(写真2)。犬じゃないですよ。ミャンマーの寺院前でよく見かける像(でかい狛犬)によく似ていますが、角があります。ガイドの話しではこの地方に生息するシャンガイという鹿の角と他の動物との合体させた架空の生き物だとか。マニプール王国はヒンドゥ教に改宗する前は仏教の国だったそうです。ますます、親近感が募ります。