*風のメルマガ「つむじかぜ」654号より転載
12/1からモンゴルへ行く。モンゴル風トラベル(MKT)のスタッフ、ガイド、ドライバー、「ほしのいえ」、「そらのいえ」のスタッフたちを集めて今シーズンの反省会を行うためである。反省会の目的は、お客様から頂いたアンケートを元に問題点を確認し、改善するための方法を決め、ガイド、ドライバーに対するアンケートを参考に優秀ガイド、ドライバーを表彰することである。
既に、来年のシーズンから、現在乗馬の際に使っているヘルメットを、乗馬用のヘルメット(CASCO社製)に替えることを決めた。もっと早く切り替えるべきであったが、従来は、乗馬用のヘルメットは大きさを調整することができず、お客様に合ったヘルメットを用意することが難しかった。しかし今は、ヘルメットの後ろについている摘みで大きさが調整できる。LとMを用意すれば、殆ど対応できるとわかったので導入することにした。既に購入し、今回もその一部を持って行く。
3年前には、乗馬用のエアージャケットを導入した。これで、乗馬の安全性は増したといえよう。しかし、これで、ようやく基本の装備が整ったといえるのであってそんなに自慢できることではない。もっとも肝心なことは、こうした装備の管理と、乗馬をする際のスタッフたちの指導方法の向上である。腹帯、手綱、鐙、ハミ、こうした装備の点検がその都度、きちんとできるのは当然である。加えて、乗馬を実際に行うモンゴル人スタッフたちの安全への意識を高め、それをどうやって形にするかが最も重要である。
ハードよりソフトこそが安全性を高めるポイントである。そして、もう一つ今シーズンの反省から社内で確認したことは、乗馬ツアーの目的は草原を疾走することだけではない、ということである。
乗馬スタッフも添乗員も、せっかくご参加いただいたから、何とか走れるようにしようと頑張ってしまうところがあったが、人によって力量は様々で、何も無理をしてまで駆け足までできなくていい、と思っていらっしゃる方も多い。したがって、一人ひとりに合わせたやり方にしなくてはならない。今回、走れなくても、来年、挑戦してもらえばいい。また、馬の世話をしたり、遊牧民の生活に触れる時間ももっと取りたいと考えている。
今回は、もう一つ大きな話題がある。大相撲の話である。今朝、日馬富士引退のニュースが流れてきた。モンゴル人たちの嘆息が聞こえてきそうである。いずれにしても、夜の懇親会では酒量に気をつけてしっかりやってこようと思う。
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