いまや日本の「国民食」とも言われるラーメンには、「横浜家系」「ラーメン二郎系」「博多とんこつ」などとさまざまな系統に分かれて発展していますが、チベット人にとっての国民食「トゥクパ」(チベット風のうどん)にもこの「系統」に近いものが現われたようです。
魯固阿媽餐庁 第1号店
それがこの「ルトゥク」と名のトゥクパ(写真)。
ラサの旧市街の中心地にあるルグ(魯固)という地区にある「魯固阿媽餐庁」というお店が最初に出したので、「ルグのトゥクパ」が略されて「ルトゥク」となったのが名前の由来だそうです。もともとこの店のオリジナルメニューだったものが、その後真似をして同じような麺を出す店があちこちに出来て、「ルトゥク」という料理になったんだとか。
その麺は明らかに普通のトゥクパよりも太めで、モチモチしていて、日本で言う太めの「つけ麺」のようです。コシも非常に強いです。さっぱりしているのに、しっかりと出汁の効いたヤクのスープと、細かく刻まれたヤク肉が、麺とよく絡み、非常に「食いで」があります。
夏の添乗の際に、この「魯固阿媽餐庁」の1号店に行ってきました。
つけ麺好きの私としては、かなり「クセになる」味と食感です。
付け合せの大根の漬物「ソンロブ」、肉入りのパン(シャパレ)も一緒に食べれば、朝ごはんとしてはお腹一杯。もちろん甘くておいしい「チャガモ(甘いミルクティー)」もあります。
ホテルの朝食に飽きたら、ガイドに頼んでつれてきてもらってはいかがでしょうか?
お味はいかが?
お店の内部
魯固阿媽餐庁 第1号店
お店の内部
お味はいかが?