チベットへ行くお客様からよく「帰国後に職場で配るような、ちょっとしたお菓子みたいなお土産はありますか?」と聞かれます。
いままでは「いや、チベットにはそういうものはないんですよ。敢えて言えばヤク・ジャーキーかな。帰りに乗り継ぐ北京や成都でパンダのチョコレートでも買ってください」とアドバイスしていたのですが、最近なかなか良いものが現われました。
それが、ツァンパ・クッキー(中国語では炭烤糌粑饼)。
「ツァンパ(糌粑)」とは、チベット人の主食である麦(青稞麦)を炒って挽いて粉にしたもの。
通常はこれをバター茶に入れてダンゴにして食べますが、そのツァンパを原料に作ったのが、このクッキーです。
スーパーや空港の売店などで見かけましたが、観光地のお土産物屋にはあまり置いてありませんでした。
杏仁、黒胡麻、雪菊、薔薇の4種類あったので、試しに杏仁と黒胡麻を買ってきてました。
味は、クッキーというよりも「落雁」や「きな粉の塊」という感じ。すこしボソボソしていますが、お茶請けとしては悪くありません。
粉っぽいので是非ともコーヒーやお茶と一緒にどうぞ。
形は、なぜか丸くてハンコみたいに「杏」の字が彫ってあります。何故か胡麻味にも「杏」の字が彫ってあったそうです(笑)。型がひとつしかないのかな?
値段は1箱20元~30元。スーパーでは安売りしていたようですが、お土産物屋では少し高いようです。
日本へのお土産で悩んだら、このツァンパ・クッキーを是非試してみてください。