本日、沖縄の南大東島から中学生2名が「職場体験プログラム」の一環でやってきました。ひょんなつながりから受け入れが決まったのですが、以下、南大東島からの案内によると…
南大東島には高校がなく、子供たちは中学を卒業すると高校進学のため全員島を離れなければならないそうです、そして、そんな旅立ちを描いた「旅立ちの島唄~十五の春~」という映画もあります。
今回の事業の目的は、他市町村と広大な海で隔たれている南大東島の児童生徒が、講演会・ワークショップを通じて職場観について学び、島外企業の職場で仕事を体験することで、就労意欲を向上させることを目的に実施し、将来島に帰って仕事をする人材や、島外、県外にいながらでも故郷と繋がるビジネスを興す人材が育つよう企業家マインドを育てることを目指し、また、島の子どもたちをさまざまな形で支援する仕組みづくりを行っていくこと、なのだそうです。
現在、10名の中学生がこのプログラムに参加しており、2名5組に別れて職場体験を行っているそうです。旅行会社以外の会社での体験もあるようですが、風に来た二人は旅行会社を希望してくれたのだとか。
2日間と短い体験ですが、たくさんのことを吸収してほしいと願うばかり。
そんなこんなで、本日の風のオフィスは朝から大騒ぎです。親戚の子を預かった田舎のおじさんよろしく、あれやこれや大人のほうが質問攻めにしていたり、ちょっかいだしてみたり…。
でも、オフィスのみんながこんなに笑顔になる日なんてなかなかありません。南の島からやって来た二人のかわいらしさが、オフィスへにぎやかな南風をもたらしてくれました。
かくいう私は、朝から目尻が下がりっぱなしです。
明日は、二人に南大東島のことをいろいろ尋ねてみようと思っています。そして、これをきっかけに南大東島に行くツアーを作ってみたいなどと、すっかりこの二人にほだされてしまっております。
二人の曇りのない眼に、私の心に溜まっていた澱がすっかり浄化されてしまった1日だったのでした。