講座名:5/21(日)草原の夏鳥 初夏の富士山麓
今日の都心は真夏日予報です。少しは涼しいかと期待しつつ、標高約1,000m前後の富士山麓の草原へ。途中の道の駅で休憩をしていると、上空にハチクマが現れました。んー、今日は期待できるか。
ハチクマ
草原地帯はさえぎるものがあまりないので、日差しが強いですが、爽やかな風が心地いいです。遠くの樹の上でカッコウが鳴いています。よく聞こえますが、ちょっと遠すぎ。
観察風景
ホオアカが登場しました。盛んにさえずっています。「酔いどれ~」って“聞きなし”の通りに聞こえるかな? 胸元のオレンジがきれいなノビタキも出てきて、負けずに元気よくさえずっています。
コヨシキリも元気です。なわばりをパトロール中でしょうか? さえずりにヒバリのモノマネが入っていたような? そのヒバリも特徴的な飛び方で元気よくさえずります。後頭部の冠羽もかっこよくきまっています。
午後は場所を変えて森の中へ。ヒガラやコガラが元気よく鳴いています。色鮮やかなキビタキが現れました。ちょんちょんと樹を移動していきますが、しばらく近くで我々の眼を楽しませてくれました。葉の緑に黄色い羽が映えますね。もしかしたら近くの小さな水場に行きたかったのかも。
そのほかにもクロツグミやセンダイムシクイも盛んに鳴いていました。エゾハルゼミが鳴きだしたからか、鳥たちの声が小さくなっていきました。それでは再度草原へ戻って観察です。
ホオアカやノビタキが繰り返し現れて枝先や電線などでさえずっています。まだ相手が見つからないのか、それとも近くに巣があるのか、風が強い中それぞれがんばっているようです。
最後に数少ない水場の近くに行ってみましたが、鳥の姿は少なかったかな。枯れアカマツにアオジの姿がありました。
日焼けしまくりの1日となりましたが、夏鳥の元気な姿を観察することができました。次回は霧ヶ峰で高原の夏鳥を探します。
写真と動画の一部はiPhone+スコープで撮影しました。
使用機材:TSN664M+TSN-IP5+TSN-AR66Z(いずれもKOWA社製)
【今回確認できた鳥達】
キジ・キジバト・カッコウ・ハチクマ・トビ・コゲラ・モズ・ハシブトガラス・コガラ・ヒガラ・シジュウカラ・ヒバリ・ツバメ・ウグイス・センダイムシクイ・メジロ・コヨシキリ・ムクドリ・クロツグミ・ノビタキ・コサメビタキ・キビタキ・ホオジロ・ホオアカ・アオジ