ツアー名:12/16(土)はやにえを探して冬鳥観察 多摩川中流
多摩川シリーズ第2弾。今回、鳥はもちろんですが、「はやにえ」も探します。はやにえを見つけるということはモズの存在が重要になってきます。多摩川中流にはそんなにモズがいるのか?
観察風景
京王多摩川駅から多摩川へ向かいます。堤防沿いにはたくさんのランナー、河川敷では野球やサッカー少年たちの姿とイメージ通りの多摩川の光景です。川にはカモやサギがいます。オカヨシガモやヒドリガモ、カンムリカイツブリが浮かんでいますが、流れが緩やかなので寝てますね。
カンムリカイツブリ
人のいない河川敷の芝生で数羽のヒバリが忙しそうに動いています。警戒しているのか時々首を伸ばして周囲を見渡しています。遠くの空でハヤブサが飛んでいます。どんどん離れていきます。ホオアカが現れました。川沿いの雑木に止まっています。3羽くらいいるようです。
続いてセッカも現れました。ヒッヒッと鳴きながら飛んで行くことが多いですが、今回は小枝の先に止まっています。
堰堤にセグロカモメがいます。海から20km以上ありますがわざわざ飛んできたかな。キセキレイがチチンと鳴きながら元気に虫を捕まえています。
キセキレイ
カワセミが水面に近い場所で何かを狙っています。しばらくするとダイビングして一発キャッチ。小魚だったかな。イソシギが流れの中で尾を振りながら歩いています。対岸の河原ではイカルチドリがいます。河原の石が保護色になって見つけにくいですね。
さてそろそろ「はやにえ」を探しましょう。はやにえのビジュアルに慣れるまでは目の前にあってもなかなか気づかないものです。しばらく探していると定番のバッタのほかにもカメムシやムカデ、ミミズ、小魚など続々見つかりました。
10月に2週連続で来日した台風のおかげで多摩川もかなり増水したので、古いはやにえが少なくいろいろと見つけやすかったかもしれません。その他にもケラやシデムシなどの珍種もありました。
中州の木には先ほど飛んでいったハヤブサが止まっています、羽の感じからして若手のようです。川ではカイツブリが鳴きながら泳いでいます。エナガの群れがやってきました。近くにメジロもいます。「はやにえ」あるところにモズの姿あり、モズも続々現れます。
はやにえの主・モズ
登戸駅近くまで歩いてきて、河川敷で鳥合わせ。最後にチョウゲンボウが飛んできて終了。よく歩きました。次回は緊急追加した定番の水元公園です。
【今回確認できた鳥達】
オカヨシガモ・ヒドリガモ・カルガモ・ハシビロガモ・オナガガモ・コガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・キジバト・カワウ・アオサギ・ダイサギ・コサギ・オオバン・イカルチドリ・イソシギ・ユリカモメ・セグロカモメ・トビ・オオタカ・カワセミ・コゲラ・ハヤブサ・モズ・オナガ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・シジュウカラ・ヒバリ・ヒヨドリ・エナガ・メジロ・セッカ・ムクドリ・ツグミ・ジョウビタキ・スズメ・キセキレイ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・タヒバリ・カワラヒワ・シメ・ホオジロ・カシラダカ・ホオアカ・ドバト