今回は毎年恒例の奥庭荘のみではなく、富士山吉田口の五合目から登山道を歩いて奥庭荘を目指します。ということで、5年ぶりくらいに五合目駐車場にやってきました。
以前から海外からの方は多かったようですが、さらに増えてますね。前日が山開きだったようですが、特にイベントなどは行われていないようです。
吉田口五合目
さすがに標高2,300mにもなると肌寒いです。海外からのみなさんは平地との気温のギャップを楽しんでいるようです。五合目の喧騒から離れて「御中道」と呼ばれる登山道へ。大沢崩れまで登山道が延びていますが、今回は半分ほど歩いて奥庭へ下ります。歩く人も少なく、アップダウンもあまりない歩きやすい道です。
御中道
早速、ヒガラが登場しました。ミソサザイやキクイタダキのさえずりが聞こえます。しばらくするとサメビタキが姿を現せてくれました。木の上にカヤクグリが止まっています。
サメビタキ
オリーブ色のビンズイが低いカラマツに止まっています。さえずり飛翔を繰り返してフライングキャッチしています。しかしふわふわしたなかなか独特な飛び方です。
ビンズイ
カヤクグリが再び登場し、今度は石の上に止まっています。
ファミリーかな? ルリビタキはオスもメスも鳴いていますが、なかなかその姿が確認できません。てっぺん好きなのでそのうち出てくるでしょう。
カヤクグリ
河口湖や本栖湖、南アルプスや八ヶ岳の展望も楽しんで、奥庭へ下っていきます。奥庭荘へ到着はお昼過ぎ。水場での観察前にまずはお昼にします。
そば定食(1,500円)をオーダーしました。待っている間に何か出てくればすぐに行ける体制にしておきます。午前中はゴジュウカラがやってきたそうですが、再訪なるか?
そば定食
食後は奥庭遊歩道を一周します。昼過ぎだからか特に収穫なし。たまに現れるオコジョの姿もありませんでした。残った時間は水場での観察に集中します。
首の赤いウソやホシガラス、キクイタダキ、ルリビタキなどいつものオールスターがまんべんなく登場してくれました。
ウソ
キクイタダキ
ルリビタキ
ホシガラス
いずれも近い距離で観察・撮影できるのがいいですね。コガラに至っては飽きられてしまったか、後半はシャッター音も聞かれず。。。
一通り観察できたところで、奥庭荘の方に「8月にまた来ます」と挨拶して帰路につきました。8月はかわいらしい幼鳥の登場が期待されます。親鳥との見た目の違いを確認します。
【今回確認できた鳥達】
ホシガラス・キクイタダキ・コガラ・ヒガラ・ウグイス・メボソムシクイ・キバシリ・ミソサザイ・ルリビタキ・サメビタキ・カヤクグリ・キセキレイ・ビンズイ・ウソ