ギャンツェのパンコル・チューデ
目にも鮮やかな極彩色、女性を抱いたセクシャルな姿、目を見開いた恐ろしい表情など、チベット密教のエッセンスが凝縮された壁画の世界をご紹介します。
ゴンカル・チューデ
15世紀に創建されたサキャ派の名刹。カーラチャクラ、へーヴァジュラ、チャクラサンヴァラ、グヒヤサマージャなど密教の仏の壁画が納められています。チベット人にとっても世界的な遺産の感覚からいっても、非常に稀有な密教壁画です。
パンコル・チューデ
15世紀初頭に創建されたギャンツェのパンコル・チューデ。その一番の見所はチベットで最大級のネパール様式の仏塔パンコル・チョルテン。75の部屋には色鮮やかで貴重な仏像、壁画が祀られており、その美しさはチベット随一と言われます。
シャル寺
11世紀に創建された古刹。ゲルク派の開祖ツォンカパに大きな影響を与えたチベット随一の大学者プトゥンが14世紀に座主を務めました。プトゥンの座主就任を祝ってこの地域を治めていた王が寄進したと言われるネパール様式の美しい壁画が残っています。
ルカン
ポタラ宮裏の公園にある、チベット語で「龍の館」という名のお堂。17世紀にダライ・ラマ6世が龍神を祀り創建しました。お堂の中はニンマ派の教義「ゾクチェン」を形象化する壁画に彩られており、オドロオドロしい怪異な世界が広がっています。
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