添乗報告記●本当のチベットに触れる旅(2011年4月)

コース名:青蔵鉄道で行く春のラサ巡礼 7日間
2011年4月29日~5月5日 文●前田 優希(大阪支店)

マニ車修理中
マニ車修理中(ポタラ宮付近にて)

チベットの魅力とは?

ポタラ宮、青蔵鉄道、数多ある寺院、雄大な自然などはもちろんですが、やはり人々の生活や信仰自体が一番の魅力ではないでしょうか。風のツアーではただ単に観光地を訪れるだけではなく、民家にお邪魔して家庭料理を頂いたり、お茶屋さんで地元の人と一緒にくつろいだり、巡礼者と共に巡礼路を歩いたりしながら実際にチベットの人々の暮らしに触れていただけるような工夫がたくさん凝らされています。その中で今回体験したことをいくつかご紹介します。


地元の茶館を訪れる

お茶屋さんの入り口
お茶屋さんの入り口

チベットの人たちは男女問わずお茶屋さんでのおしゃべりが大好き。日本の女性と一緒ですね。会話を楽しむだけでなく、仲間とトランプで遊んでいる人々もいます。地元の人しか行かないお茶屋さんを訪れることで、そのような日常の人々の姿を垣間見ることができます。またお茶屋さんは地元の人達だけでなく、巡礼者らの休憩場所でもあります。お茶を飲みながら旅の疲れを癒しつつ、地元の人々や巡礼者たちとの触れ合いを楽しむことができます。今回のツアーでもみなさん、相席になった人に積極的に話しかけて会話を楽しんでいらっしゃいました。

中に入ると…
中に入ると…
中に入ると…
相席の人とお話中


巡礼者とともに巡礼路を歩く

チベットではお寺や聖地を時計回りの方向に回って巡礼します。そのことをコルラと呼びます。ラサではお祈りグッズの定番、マニ車を回しながらコルラしている巡礼者たちを各地で見ることができます。今回のツアーではサンゲドゥングや聖地ポタラ宮をコルラしている巡礼者に混じって私たちも歩きました。実際に巡礼者の列に混じって歩き、熱心にお経を唱えながら歩いているお婆さんや、五体投地を繰り返しながら少しずつ巡礼路を進んでいく青年の姿をすぐ傍で見ていると、チベット人の信仰心の深さに胸が熱くなりました。一緒に歩くことで信仰がチベット人の生活にいかに重要なものかを直に感じることができます。

サン(香草)を焚く
サン(香草)を焚く
巡礼渋滞
巡礼渋滞
巡礼渋滞
ここでも巡礼渋滞
五体投地中のご主人を待つ犬
五体投地中のご主人を待つ犬
公園で運動中の巡礼者
公園で運動中の巡礼者


民家訪問

チベット人の生の生活風景を見るためにはやはりお宅訪問が一番。風のチベットでは実際に民家を訪れ、お昼ご飯をいただきます。お邪魔したご家庭はラサ郊外にあるプチュンさん宅。チベット人の主食であるツァンパ・トゥクパ(チベット風うどん)・バター茶などをいただきました。

おいしいお昼ご飯の後は、民族衣装の試着。男性陣・女性陣に分かれて着替えた後、ご対面した時にはちょっぴり恥ずかしそうにしながらもとても盛り上がりました。みなさんとてもお似合いでしたよ!

チベットの家庭料理
チベットの家庭料理
お台所
お台所
プチュンさんご夫婦
プチュンさんご夫婦
みんなで記念撮影
みんなで記念撮影

人々の優しい微笑みや熱心に祈る姿など生活風景や信仰心そのものがチベットの本当の魅力です。せっかくチベットへ行くのですから是非その魅力を身近に感じてみてください。より深くチベットを楽しむことができますよ。