永い年月を過ごした珍しい名木(古木や巨樹)は、里の人々に守られながら村々の鎮守やお寺に数多く残っています。
関東近辺の“いなか”、その里山に名木と季節ごと咲く山野草や木々の花、そしてあでやかな紅葉や里の史跡なども穂苅さんの案内で訪ねます。
江戸百万都市を支えた玉川上水を歩く
「第三回・小金井公園から井の頭公園へ」
2020年1月18日(土)
会場:東京都小金井市・武蔵野市他(JR中央線・武蔵小金井駅改札集合)
国の史跡・玉川上水の緑道を落葉を踏みしめ歩きます。
武蔵小金井駅=(バス)小金井橋~関野橋~玉川上水の碑~国木田独歩の碑~桜橋~境浄水場~野鳥の森公園~JR三鷹駅~山本有三記念館~萬助橋~井の頭公園~吉祥寺駅
〇標高差累計:約30m
〇歩行時間:約4時間45分 〇歩行距離:約12km
サザンカ、ローバイ、マンサク、ツバキ、ウメ、ヤツデ、ナズナ、ハハコグサ、クリスマスローズ
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鎌倉時代の武将・和田義盛の里と、三浦一族最後の城址をめぐる
「三浦市・油壺湾と和田の里を歩く」
2020年2月29日(土)
会場:神奈川県三浦市(京浜急行久里浜線三崎口駅改札集合)
北条政子の弟、義時の陰謀で滅ぼされた和田一族と、北条早雲との戦いに敗れた三浦一族最後の地を歩きます。
三崎口駅=(バス)油壺バス停~横堀海岸~三浦道寸義同の墓~胴網海岸~荒井浜海岸~新井城址~油壺バス停=(バス)三崎口駅=(バス)~和田バス停~和田義盛の碑~和田城址~天養院~白旗神社~日枝神社~来福寺~三浦海岸駅
〇標高差累計:約160m
〇歩行時間:約4時間 〇歩行距離:約7km
オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ナズナ、ハコベ、ヒメウズ、ウメ、カワズザクラ、ツバキ、カンヒザクラ、マンサク、ミツマタ
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「玉川上水を歩く」-第四回・羽村から拝島へ-
2020年3月28日(土)
会場:東京都羽村市、福生市(JR青梅線羽村駅集合)
桜と菜の花の季節、玉川上水を取水口から拝島駅まで源流を歩きます。
羽村駅~稲荷神社~玉川水神社~羽村堰~羽村橋のケヤキ~加美上水公園~玉川上水旧堀跡~長徳寺~清岩院~御嶽神社~水喰土堀跡~日光橋公園~拝島駅
〇標高差累計:約50m
〇歩行時間:約5時間 〇歩行距離 :約10km
スミレ、タンポポ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ナズナ、ユキヤナギ、コブシ、レンギョウ、ソメイヨシノ、ハナニラ、キランソウ、ショカッサイ
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「館林のツツジと分福茶釜を訪ねる」
2020年4月25日(土)
会場:群馬県館林市(東武伊勢崎線館林駅集合)
江戸時代、榊原康政や徳川綱吉が治めた要害の地・館林。緑輝く季節、燃えるようなツツジやボタンを心ゆくまで観賞し、帰途に茂林寺で分福茶釜の福を分けていただきます。
館林駅~三の丸土橋門~館林市第二資料館~田山花袋旧居~尾曳稲荷神社~つつじが岡公園~狩野ぼたん園~茂林寺~茂林寺前駅
〇標高差累計:約30m
〇歩行時間:約4時間 〇歩行距離 :約10km
ツツジ、ボタン、シラン、スズラン、ハナニラ、ボケ、カイドウ、エニシダ、トキワマンサク、ヤマブキ、レンゲ、ムラサキツメクサ
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「武蔵野のハケと里山めぐり」
2020年5月23日(土)or30日(土)
会場:東京都調布市(JR中央線三鷹駅改札集合)
植物園の春バラ、野草園の草花、カニ山の雑木林で武蔵野の面影をしのび、野川の中流を歩き“ゲゲゲの鬼太郎”の舞台の寺社を訪ねます。
三鷹駅=(バス)神代植物公園~青渭神社~開山堂~深沙大王堂~深大寺城跡~野草園~カニ山~祇園寺~虎狛神社~野川遊歩道~国領神社~布多天神~調布駅
〇標高差累計:約70m
〇歩行時間:約4時間 〇歩行距離 :約9.5km
バラ、ボタン、シャクヤク、ネジバナ、ユウゲショウ、ニワゼキショウ、コウホネ、アサザ、キンシバイ、ビヨウヤナギ、ヒルガオ、ハタケニラ
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「常陸国の史蹟を訪ねる」
2020年6月6日(土)
会場:茨城県石岡市(JR常磐線石岡駅集合)
古代、常陸国府がおかれた石岡市の史跡の数々を訪ね、古代茨城の息吹きを感じましょう。
石岡駅~石岡の一里塚~常陸国分寺跡~常陸国分尼寺跡~鹿の子遺跡~常陸国衙跡~府中城土塁~石岡の陣屋門~常陸国総社宮~茨城郡衙跡~茨城廃寺跡~石岡駅
〇標高差累計:約50m
〇歩行時間:約4時間30分 〇歩行距離 :約9km
アジサイ、クチナシ、タイザンボク、スイカズラ、テイカカズラ、ツツジ、ヤマボウシ、ニガナ、クサノオ、キショウブ、アヤメ、アカバナユウゲショウ
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講師
穂苅 勲夫 (ほかり いさお)
東京雲稜会OB・関東有数の山岳ガイド
昭和14年生まれ。東京雲稜会会員。登攀のみならず、地図の読み方、高山植物や山野草の知識にすぐれ、星座やきのこ類、登る山や周辺の歴史などに興味を広げ、会のモチーフとなった地域研究(情報のない山や谷)のリーダーとして山の雑誌や『登山大系』に記録を発表している。名木、古木(巨樹)にも関心を持ち、調べ歩きながら、近年は登山の講師として大勢の人達に自然の楽しさを伝えている。