[バングラデシュ] ノルシンディ県・アムラボ村を訪ねる

アムラボ村はどこにあるの?


ダッカ

ダッカ
バングラデシュの首都であり、政治や経済の中心。ベンガル湾へと注ぐ大河や水路が網の目状に走るデルタ地帯。


アムラボ村

アムラボ村
ダッカの北東、ノルシンディ県にある農村。NGO「PAPRI(パプリ)」の活動の拠点。

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NGO紹介
アムラボ村の地元NGO「PAPRI パプリ」

宿泊場所の一例
左:PAPRIパプリ事務所
右:宿泊場所の一例
PAPRI

1999年に発足。貧しい農民や、未亡人、身体障害者などの支援に力を入れ、マイクロ・クレジット()制度では融資を受けられない人々の為に、極めて低利な「ソフトローン」を組んでいる。また、女性の扶助グループ「ショミティー」や村の少女グループ「キシュリ」を組織し、成人への識字教育、トイレや井戸を作るなどの衛生面の支援や自ら学校運営なども行っている。



マイクロ・クレジットとは?
2008年にノーベル平和賞を受賞した、グラミーン銀行の創始者ユヌス氏が始めた、非常に小額の融資。通常の銀行から融資を受ける条件に達していない、十分に資金のない貧しい人々を対象にしている。少額の定期的返済、個人ではなく女性が構成する5人以上の小規模グループへの貸付け等が特徴。現在は途上国だけではなく先進国にも拡がる画期的な制度だが、最貧困層は対象から外れてしまうなどの問題が指摘され、議論が続いている。


NGOからのコメント
「キシュリ」メンバーの少女より

PAPRI

私たちは、週に1回集まり、女性の権利や地位の向上について学んでいます。バングラデシュに残っている早婚・多婚やお嫁に行くときにたくさんのものを嫁ぎ先に持っていかなければいけないことなどを無くすためにはどうしたらいいか、皆で話し合っています。それ以外にも、地域や国の発展の為に必要なことは、遠くの村へも訪れて福祉活動を行っています。
日本の皆さんが私たちの村に来てくれたら、言葉が通じるか少し心配ですが、一緒に福祉活動をしたり、将来の夢についてなど色んなことを話したいです。

主な活動
アムラボ村で「キシュリ」の少女たちと交流や村の福祉活動(※福祉活動は学生スタディツアー企画のみ)をします。



村のショミティーの1つを訪ね村人と対話するパプリのスタッフ。仕事は集金だけに留まらない

この輪っかを、キシュリと一緒に埋め、
トイレ設置作業をします

全ての入出金がこの手帳で管理されます

時には農作業のお手伝いも

村で作られる銀細工





見事な建築の国会議事堂

世界最大のNGO「BRAC」本部

中心地のビル群とは対照的なスラム地区

フェアトレード店には
全国から様々な品が集まる