モンゴルで感じた人の温かさ

サインバイノー!
こんにちは、ジャンボ!相澤です。今月の上旬、モンゴルチャーター便で『自転車でモンゴル-砂漠から草原キャラバン-8日間』に添乗研修で同行してきました。
実は、今回が私にとってはじめてのモンゴルでした。出発前にイメージでいろいろ想像を膨らませるも、いままで良く知らなかったモンゴルについて知るいい機会でした。

モンゴルの草原と丘。
モンゴルの草原と丘。


ウランバートル郊外から車で1、2時間ほど走ると、もうそこは噂に聞いていた果てしない草原が広がっていました。空気が乾燥して、清んでいるので遠くの山の稜線がハッキリ見えるのに驚き。出発前に東京のモンゴル担当のスタッフが『草原の海』と言っていたのが、この景色を見て納得!少し向こうの丘でもどれくらいの距離あるのか感覚が鈍って分からなくなってしまうくらいでした。バスの中では『1キロぐらいじゃない』、『いや2キロぐらいはあるよ』とかそんな会話が始まったことも。一生に一度は見ておきたい心を揺さぶられる景色です。

その草原には点々と白いゲルがあり、自分たちの大切な家畜とともに草原を移動しながら伝統的な暮らしをしている遊牧民がいました。途中、突然お宅の夕食訪問ならぬ『ゲル訪問』をしたのですが、彼らは突然来た来客を寛大に受け止めてくれ、どのゲルに行っても馬乳酒やら手づくりのヨーグルトとチーズを振舞って大歓迎してくれるのでした。

アーロール
アーロール

私ははじめて遊牧民の作った乳製品を食べましたが、特にタラグ(ヨーグルト)とアーロール(チーズ)!これがすごくおいしい!!味はすこし酸っぱいけど、ほんのり甘くちょうどいい感じです。おいしさのあまりみんな、おかわりしすぎて食べきってしまいそうになってしまうのではと心配したほど。それでもつぎつぎとご馳走を出してくれるのはモンゴルではゲルにお客さんが来ることはとても縁起のいいことだとされているからです。
馬乳酒は、どのゲルにも入り口に近くに桶の中に入れた馬の乳があって、それを棒で撹拌して作るのですが、私もお礼に見よう見まねでやってみましたが、これが意外と難しいし体力がいる。遊牧民のお母さんがやるとリズム良く、いい音が広がるけど私がやるとどうもぎこちない、しばらくやっていると腕が疲れでパンパンになってしまうほど。こんなに大変とは、、、、ご馳走をたくさん出してくれた遊牧民のお母さんに感謝です!

あるゲルを訪問したとき、1つのゲルに家族全員で住み生まれたばかりの赤ん坊をお兄ちゃん、お姉ちゃんが優しくあやしていて、大人が優しい目で見守っている光景を見て、家族の絆、彼らの愛情を感じて本当に温かい気持ちになりました。言葉は通じなくても見ているだけで彼らの優しい気持ちが伝わってくるほどでした。旅先で見た、感じるものはさまざまと思いますが、私がはじめてのモンゴルで感じたのは豊かな自然の中で暮らす遊牧民の心の温かさでした。モンゴルのどこまでも続く草原の壮大さ、人々と触れ合い感じるやさしさ、遊牧民の笑顔、、、、また、いつか訪れたいと思わせる、私のこころに強く印象に残るモンゴルでした。