雪山と峡谷が織りなす曼荼羅世界
スピティ谷はインドのヒマーチャル・プラデッシュ州の北東部、中国の西チベットとインドの国境地帯に位置しています。歴史的に西チベットやラダックとの関係が深く、10世紀に栄えたグゲ王国時代には多くの仏教寺院が建設され、現在も美しい壁画や塑像など仏教美術が残されています。特にタボに残される立体曼荼羅はチベット仏教圏でも随一の見ごたえです。
イギリス統治時代の夏の首都シムラからヒンドゥ教圏である下キナウルを抜け、チベット仏教圏である上キナウル、そしてスピティと、サトレジ川沿いに変わっていく人々の暮らしも興味深く、高いヒマラヤの峰々と、えぐるように流れる深い渓谷が織りなす荒々しくも美しい風景は息を呑むほどです。
※デリー/シムラ間のフライトは小さな機材で1日1便の運行です。座席数が限られるためお申し込みはお早めに。
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2023/4/29(土)発は企画者中村が添乗予定
東京本社
中村 昌文 (なかむら まさふみ)
企画販売部。幼少のころから中国・シルクロードに憧れ、学生時代にはバックパックを担いで中国や東南アジアへ貧乏旅行へ。その後、留学生価格で中国を旅行するため大学を休学し北京に1年半の語学留学。風の旅行社入社後は2001年、2004年に夏のチベット短期駐在員も経験。チベットのカムやアムド(四川省、青海省、甘粛省など)、ブータンやラダックを含むチベット文化圏を中心に企画や販売を担当。19-20世紀の「グレートゲーム」、シルクロード史やチベット史、仏教美術に特に興味を持つ。
好角家で、風の「相撲部長」を自認。最近の推しは宇良、若隆景、熱海富士。狩猟免許(罠)所持。