道ばたの小さな花が、春の陽気に伸びするように咲きだします。よく見れば、花の細かな造作は可憐な上に、精巧、多彩。
野草の種類はとても多く、手をつけ出すときりがないのですが、まずは春~夏にかけてを愉しみたいから、この時期に花咲く種類から始めてみましょう。
この時期は花のにぎやかな季節です。季節の流れにもよりますが次のような花が期待できます。
ノアザミ、ジュウニヒトエ、タツナミソウ、オドリコソウ、ミヤマナルコユリ、フタリシズカ、キランソウ、カキドウシ、スミレ類
10:00〜15:00 講師と共に公園内を歩き、花びらの付き方や葉の形を見ながら観察して行きます。途中、昼食(各自弁当などを持参)をはさみ、午後も歩きながら観察。
※筆記用具をご用意ください。
葉の裏などの細かい毛を見て、見分ける場合もあります。ルーペがあると便利です。
講師
城川 四郎 (きがわ しろう)
葉っぱによる樹木の判別を分かりやすく解説
植物・キノコ研究者。元神奈川県植物誌調査会代表。主な著書『神奈川県植物誌2001』(共著)、『きのこ狩りを楽しむ本』(学研)、『猿の腰掛け類きのこ図鑑』(地球社)、『樹に咲く花− 山渓ハンディ図鑑』(山と渓谷社/共著)、『検証キノコ新図鑑』(筑波書房)。分かりやすい解説に定評がある。