講座名:2/8(土)オオワシに期待 冬の諏訪湖
諏訪湖に20数年通い続けたオオワシのグルは、昨年に引き続き今年も飛来していないそうです。オオワシに出会える望みは薄いですが、他の鳥たちに期待しましょう。
まずは諏訪湖に近い高台のポイントへ向かいます。昨年は冬季閉鎖の道路に積雪がありましたが、今年はほとんどありません。地元のバードウォッチャーの方に伺うと、暖冬の影響で1ヶ月以上先の気候になっているそう。昨年はイスカやイカルでにぎわっていましたが今年はどうでしょうか。
マヒワの群れが松の木の枝の中で騒いでいます。アトリやヤマガラの声も聞こえてきます。イスカが1羽遠くの木に止まっていますが、遠すぎてほとんど撮影まで及ばず。
道の両サイドの藪から小鳥たちが次々と飛び出してきます。エナガの集団やアトリ、色鮮やかなルリビタキなど役者揃いです。コガラやシジュウカラ、ヒガラなどもいます。
その後もイスカが通過していきますが近くには止まらず。先端が交差する特徴的なクチバシをゆっくり観察したかったですね。お昼の休憩をはさんで諏訪湖畔へ向かいます。
水門の近くではミコアイサの群れがいます。オオバンやホオジロガモ、オカヨシガモの姿もあり、水鳥の密度高めです。
カワアイサが1羽浮かんでいます。ミコアイサより大きめなので目立ちます。諏訪湖でのカワアイサの数は日本でも上位に入るそうです。
遠くにたくさんのカンムリカイツブリが浮かんでいます。かなりの数がいるので、水中に餌となる魚がたくさんいるのかもしれません。もしかして名物のワカサギ?
湖畔沿いの木に何か群れがいるようです。よくよく見てみると、レンジャクのようです。近づいてみると10数羽のヒレンジャクが木と湖畔を行ったり来たりしています。
諏訪湖周辺はキレンジャクも多いそうですが、こちらの集団は全てヒレンジャクです。木に葉がないので空抜けで絵になりますね。
今回はオオワシやベニマシコ、イスカは残念でしたが、ヒレンジャクの登場でにぎやかな締めくくりとなりました。次回は4/29(水・祝)初春の山中湖です。
【今回観察できた鳥達】
オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、トビ、ハシボソガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ヒレンジャク、ムクドリ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、アトリ、マヒワ、イスカ、ホオジロ、カシラダカ、ドバト