初夏の北海道、バードウオッチャーなら憧れの探鳥地です。冬、本州には北海道から越冬の為にベニマシコ、オオジュリン、アオジはヨシ原や河川敷にて地味な色合いで観察する事が多いと思います。今回は主に北海道中西部を流れ日本海へ注ぐ石狩川で繁殖する彼らの美しい夏羽の姿や囀りを楽しみたいと思います。雄のベニマシコは、頭部や頬が白く、目先、背、下面は深い紅色になり、2本の翼帯がはっきりと表れます。雄のオオジュリンの頭部は黒く、翼には赤茶色が増します。雄のアオジは目先の黒さが目立つようになります。他に草原では春秋に通過するノゴマやノビタキやコヨシキリが素晴らしい囀りを夜明け前から聞かせてくれることでしょう。
都市公園では番組などで話題になったオシドリの親子の姿に期待します。演習林では、運が良ければクマゲラと出会うかもしれません。また、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメなどの姿も楽しみます。今回のツアーは、ゆっくりと草原性と林や都市公園の小鳥類の歌声と姿を楽しみ、現地の方と情報交換しながら巡る少人数ツアーになっています。
期待したい野鳥
オシドリ・アオバト・カッコウ・カワセミ・アリスイ・クマゲラ・ヤマゲラ・モズ・アカモズ・キクイタダキ・ハシブトガラ・コガラ・シジュウカラ・ヒバリ・ツバメ・ショウドウツバメ・ウグイス・ヤブサメ・センダイムシクイ・コヨシキリ・ゴジュウカラ・コムクドリ・ノゴマ・ノビタキ・キビタキ・オオルリ・ニュウナイスズメ・ベニマシコ・ホオアカ・アオジ・オオジュリン
バードガイド
久下 直哉 (くげ なおや)
1976年生まれ。大阪府在住。兵庫県立コウノトリの郷公園元飼育員。鳥類標識調査員。 西日本を中心とした探鳥地をベースに、探鳥だけでなく地場産を生かしたこだわりのあるツアー作りを心がけている。 現地集合の講座や国内ツアー(大阪発着)を担当。 探鳥とランチを楽しむ 「鳥味くらぶ」 を主宰し、ブログにて活動を公開。