原のコロナ休業日記 Vol.40 業務渡航再開の扉も重そうだ

 昨日、 ご縁をつなぐ風の通販《風の縁shop》はじめました。懐かしい方々にご購入いただいています。嬉しいですねえ。感謝、感謝!です。息子にメールしたら、「変わったことやってるなあ。You Tubeとか使いなよ」とあきれられてしましいました。 
 弊社ホームページのトップ画面「ご縁をつなぐ 風の通販」から、お買い求めください!

 さて、今日の日経新聞の朝刊をみて愕然としました。日本政府が、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国と協議に入り、夏には業務渡航が再開されそうなのは大歓迎ですが、その内容が、私が予想していたより、かなり厳しくてガッカリしてしまいました。

 出国にあたっては、PCR検査を受け陰性証明書と行動計画書を大使館に提出し査証を取得。入国においても、空港でPCR検査をし、行動計画書と過去2週間の健康状態を報告。陰性で書類の不備がなければ入国。但し、今後の移動経路や滞在場所を指定し順守を促し、入国後2週間は公共交通機関の使用禁止。スマートフォンで位置情報の保存を義務付け、指定場所以外に行けば在留資格の取り消しや強制退去。

 もちろん、まだ決まったわけではありませんが、国家間の往来では、それぞれの国で同じことを行うのが通例ですから、これは、かなり厳しい措置です。PCR検査は、現在も、医者の判断によらないと保険適用になりません。そこで、産業医らの診断で無症状の渡航希望者へのPCR検査も認める方針だそうです。労働者50人未満の企業は、産業医がいませんから中小企業は難しくなります。対象も、経営・管理者、技術者・高度専門職、企業内転勤者、技能実習・特定技能の労働者とされかなり限定的です。

 まずは、最初の一歩だから仕方ありませんが、こらが7~8月に行われたとして、8~9月には、米中韓台などに広げられたとしても、観光目的の海外渡航は、早くて10月以降ということになるのでしょうか。しかも、弊社が扱う国・地域となると皆目見当がつきません。
 
 私は、ある程度は予想していましたが、査証の相互免除措置は元へ戻すと当然のように思い込んでいました。また、行動計画順守がこんなに厳しいとは思いませんでした。これが、私たち旅行会社が直面する現実です。いやはや、厳しいですねえ!

シェアする

コメント一覧

スリランカは同様の入国条件で8月1日から外国からの観光客の受け入れを再開予定だということですが、わたしは逆にすごいと思いましたし、観光産業が内需と直結してもっとも危機感を持っている国が早々と実践してくれることで、日本なども追随して、観光再開に向かって前に進んでいってほしいと思っています。 旅行会社さんとしてできることは、海外で進む再開への動きとその方法論を日本でも導入するために、JATAなどにけしかけていち早い復興を促すことではないでしょうか。GO TOキャンペーンが既に手続き中断となり、キャンペーン開始が遅れるおそれが出ていますが、こんなことではいつになったら海外旅行ができるか分かりません。スリランカのように、条件がどうであれ、行けるようになるのが(決まることが)先ではないでしょうか?

はしもと2020.06.07 10:41 am

渡航制限解除は二国間が合意しないとできないはずですから、出来る国から協議を始めていただきたいと思います。小社も小さい旅行会社ですが、JATAの会員です。地元の支部にも何度も訴えておりますが、なかなか届きません。政治的な駆け引きで後回しにするより、トップ同士が話すれば案外早くことが進むと思われます。PCR検査、陰性証明、行動計画提出くらいで協議し、合意して、観光へのロードマップを描き、実行すべきと思います。

松井三平2020.06.09 11:55 pm

コメントを残す

※メールアドレスが公開されることはありません。