皆さま、お元気でしょうか?
休業生活も早3カ月が経とうとしています。
海外旅行の再開は一体いつになるのでしょうか。一日も早い再開を心から願っています。
個人的にこの休業期間中で一番大きな変化は顔の下半分に現れました。
世間では自粛期間中、“無精髭男子”が増殖したそうですが、私は20年以上生やしていた髭をきれいに剃ったのです。
3月からの全国一斉休校に伴い、我が家では育ち盛りの子供二人が一日中在宅し、毎日3食しっかり食べるという恐ろしい事態となりました。そこで、フルタイムで働く妻に替わり自粛期間中は主に家事を担っていました。4月に入ってからは、家の周辺を散歩したり、ランニングしたりとSTAY HOMEに努めていました。
そしてGW後、感染の拡大が落ち着き、緊急事態の終了も見えてきたので、そろそろ副業を始めようと動き出しました。本来であれば今後、風の旅行社での仕事につながりそうなことや、個人的に興味のある第1次産業の仕事などがあれば嬉しかったのですが、都内のベッドタウン在住ではなかなかそんな仕事はありません。そこで配送ドライバーや警備員などに応募したのですが、どこも条件を見ると「染髪・髭不可」の文字が。内心「どうせマスクをするんだから髭があってもなくても関係ないじゃん」と思いつつも、履歴書の写真を撮るには髭を剃らざるを得ません。
日本でも徐々に髭が市民権を得てきていると思っていたのですが、やはり世間では「まともな社会人は髭なんて生やさない」「不快に感じる方もいる」というのがまだまだ常識のようです。風の旅行社では服装も自由で(過去も含めて)男性陣の有ヒゲ率が高いので、すっかり忘れていました。個人的にはあまり納得がいかないものの、生活のためにはそんなことは言っていられません。ある晩カミソリで「ゾリゾリ」と20年来私の鼻の下を守ってくれていた「黒いベール」が剥がされていきました。まるで下着を徐々にはぎとられるような、羞恥心に苛まれる感覚です。
生まれてから一度も「髭なしの父親」を見たことのなかった子どもたちは、半笑いで「お父さんじゃないみたい」と違和感ありあり。妻は「家族のために剃ってくれてありがとう」と珍しく笑顔。さらに「だって私、ホントは髭好きじゃないもん」と意外な一言に家族一同「えー! 今更?」とびっくり。
結局、現在は事務や軽作業など短期派遣の仕事をやっていますが、髭なしの生活もひと月以上経ち、自分でも意外なほどあっさりと馴染んでしまいました。今後は「髭あり」でも「髭なし」でもどちらもいけると分かったことは、この自粛期間の意外な収穫でした。
そして風の旅行社は、本当にとびきり自由な社風で、そんな中で自分の好きな仕事ができるという、本当に恵まれた環境にいたのだと改めて実感させられました。一日も早く営業を再開して皆さんに旅行を楽しんでいただけるように頑張りたいと思っています。
もう一つの収穫はベランダ菜園の再開。以前からやっていたのですが、数年前のマンションの大規模修繕の際に中断していました。今回、改めて培養土とプランターを買い足してトマト、ナス、ピーマン、キュウリ、バジル、青じそ、ワケギ、オクラ、唐辛子、モロヘイヤを育てています。
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知里 保2020.06.19 12:18 pm