Go Toトラベルキャンペーンが延期になれば

Go Toトラベルキャンペーンが批判を受けている。「今やるべきではない」「全国一律ではなく隣県から始めたらどうか」などなど、延期や中止を求める声が上がっている。非常事態宣言下では、人に接触する機会を避けろとあれほど言われたのだから“人の移動=感染拡大”と多くの人たちが思うのは無理からぬことだ。

昨日は全国の感染者数で過去最高の452人を数え、本日は東京都で過去最高の280人を超えるという。悲しいことに、どう考えても今後、減っていく見込みはなさそうだ。しかし、私たち旅行会社やホテル、土産物屋などの観光産業は、雇用調整助成金などの補助は受けているものの、肝心の仕事は全く戻っていない。4月から売り上げが全くない、そんな状態が続いている。私自身、身を割かれるような思いである。

もし、Go Toトラベルキャンペーンが延期になった場合、秋には旅行会社の廃業や倒産が相次ぐだろう。“よしやっと仕事だ!”と張り切って国内旅行の商品づくりを始めた現場は、さぞかし打ちのめされるに違いない。

いったいどうすればいいのか。じっと我慢していればそのうち何とかなるのか。私はこの間、「ワンコインで国民みな検査」を訴えてきた。旅行会社だけでなく経済活動を維持するためにPCR検査を解放してほしい。有料でいいが、何度も受けるならワンコインで。
感度が30~70%、特異度が99.9%で偽陰性が出ることは十分承知しているが、それでも、検査なしで新しい生活様式や各種ガイドラインを徹底させるだけでは限界がある。最善の方法をとるべきだ。

但し、陽性者を隔離する大規模施設を作ることが条件になる。ワンコインでだれでも検査を受けられるようにすることこそが、“withコロナ” というこことだと私は思う。

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コメント一覧

”go to travel” という表現は、文法的にも、慣用的にも、見当違いの、日本英語ではないでしょうか?”go on a trip"なら、肯ける。なぜ、借り物の英語っぽい偽言葉を安易に作り、使うのか?    これは、現在の行政の混乱を、顕著に現わしていると思います。  誰かが思いついた考えを、徹底的に検討することなく実行しては、手ひどく、批判されてしまう。 繰り返される、「コロナ」という象徴的な言葉にしろ、太陽のコロナが悪いのでは無い。形が似ているというだけの、今回の、「新ウイルス」が、悪いのです。たまたま名前が「コロナ」だっただけで傷つく企業や個人が気の毒でなりません。       未曾有(読み方は、「みぞう」)の事態です。行政は、慎重に、確実に、原社長の主張なさっているような、one coin(500円?)検査を進めてほしいものです。two cions(千円)でも、良いですが。

j2020.08.06 07:55 pm

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