知床が世界自然遺産に登録された理由は、海と陸が繫がる生態系です。その「つながり」をご自身の体で感じてみましょう。環境保全に配慮したコースとして、移動手段は可能な限り車を使わず公共交通機関と人力を利用します。
冬にしかできない流氷ウォークやスノーシューでのハイキング、そして冬道通行可能なファットバイク(タイヤの太い自転車)などのアクティビティを通じて、知床の自然を体で感じるコースです。
世界遺産知床の冬を楽しむ旅
1日目:荷物は預けて公共交通機関を使って移動
空港バスで網走へ移動後、オホーツク海の流氷を船上から楽しめる網走で流氷観光船「おーろら」号に乗船。
その後、釧路本線のローカル列車で斜里へ向かいます。
2日目:知床博物館と知床世界自然センター見学で知床を知り、ファットバイクでウトロ内をリンリン走行
知床ってどんなところ? どんな自然があるの?
知床の概要や自然・文化についての知識を深めます。
午後はファットバイク(自転車)の試乗体験! ウトロ近郊を走ります。
3日目:てくてく流氷ウォーク体験
北半球における流氷接岸の南限オホーツク海で、流氷の上を歩いたり、流氷の海へ入ったりと冬季に人気のアクティビティを体験します。
4日目:スノーシューを履いて、てくてくハイキング体験
雪を被った森林や流氷を眺めたり、雪の上に残った動物の足跡を追ったりしながら「象の鼻」と「男の涙」を目指して歩きます。
希望者はハイキング出発地の自然センターまで、冬道通行可能なファットバイクで移動も可能です。
寺山 元 (てらやま げん)
知床のスペシャリスト
風の旅行社大阪支店の初代支店長。ヒマラヤ・チョオユー峰山頂からスキーの滑降記録を持つ(2000年・日本人初)。風の旅行社で10年ほど勤務後、涼しいところを求めて北海道の知床へ。2006年より公益財団法人知床財団にて野生動物対策などの仕事に従事。2019年より一般社団法人知床しゃりで事務局長を務める。登山、自転車、野生動物観察に精通し、軽妙なトーク(?)も健在。