4月中頃、ワクチン接種券が送られてきた。予約は4月26日(月)の朝08:30から開始とあった。急ぐ必要はないのだが、4月26日に果たして予約が取れるか否か興味深かったので、当日は、朝食を済ませPCを立ち上げ、市のワクチン接種案内画面で「接種予約画面へ」をクリックすれば開始できるところまで準備して開始時間を待った。
ジャスト08:30に「接種予約画面へ」をクリック。すぐにアクセスできた。しかし、いきなりIDとパスワードを入力する画面が出てきた。事前登録があったわけではないのでIDとパスワードに何を入力するのか分からず、その画面には説明もなかったので、画面を戻してどこか説明がないかとあれこれ探していたら、そのうちに画面が動かなくなり断念する結果になった。
慌てても仕方がないと思い、その日は再トライせず、翌朝再び試みた。昨日と同じようにIDとパスワードを入力する画面が最初に出てきたが、昨日と違ってIDとパスワードが何を指すのかが説明されていた。きっと苦情が出たのだろう。事前に、5月8日から1回目の接種が始まると告知されていたから、5月中の予約はできるだろうと高を括っていたら、1回目接種で予約可能な一番早い日は、既に6月20日なっていた。その先、いつまで予定があるのか見てみたら8月末までとあった。ということは、2回目接種が終了するのは9月下旬になる。その後、既往症のある人、一般の人と続くが、やはり今年一杯かかりそうだ。やはり、遅い!
さて、ワクチン接種率が60~70%程度まで上がれば集団免疫ができ流行が止まるといわれている。また、重症化を防ぐ効果があり医療逼迫を防げるともいわれる。一方で、十分な検証が行われておらず壮大な人体実験だと主張する人もいる。しかし、私は、このコロナ禍を一変させ海外渡航が再開させてくれるゲームチェンジャーとして期待してしまう。
しかし、何故か日本は、ワクチンパスポートを導入して海外渡航を再開させようというEUなどの動きを、傍から様子見をしているだけで積極的な対策を採ろうとはしない。「検討する」というだけだ。政治家の「検討する」は、「今はしない」と同義。ワクチン接種しても水際対策上は100%安全ではないというなら、何故、14日間隔離といいながら、なんの強制もせずに家にいてくださいというお願いだけなのか。守られず水際対策の無意味化を招いてきた。こんなことを許すならワクチンパスポートを使う方が、遥かに効果がある。結局、責任をだれも取ろうとはしない。それが、コロナ禍における日本の姿である。あの敗戦の時と何も変わっていない。
さて、アメリカはバイデン大統領が急ピッチでワクチン接種を進めたが、これ以上は、ワクチン接種率は上がらないだろうといわれている。EU各国とも事情は同じだ。理由は、ワクチン接種を拒む保守層が40%近くいるからだ。日本はどうか。秋ごろには結果が出るだろう。いい方向に向かってくれることを期待したい