免許更新

9/13火曜日、朝7時半ごろ家を出て府中の試験場に向かった。もう少しで免許証の更新期限を過ぎてしまうところだったが、前日、「明日は朝から免許更新の講習だ。70歳超えると認知症の検査もあるし実技もあるから事前予約が必要で面倒だよ」という業界の先輩の一言で、翌日の予定を急遽変更し慌てて免許更新に出かけたというわけだ。

何かを忘れることは若い時からよくあるが、最近は、忘れたまま思い出さないことも屡々ある。すべてを一つのスケジュール管理システムに入れているが、そこに書き忘れたら最後である。

8時半から受付が始まるから、それを目途に出かけたが10分ほど遅れて到着。既に長蛇の列になっていたが、試験場は多くの来訪者のさばき方に全く無駄がない。殆ど待つこともなく進み、9時からの講習に間に合った。5年以内に2回以上の違反歴がある場合は2時間の講習を受けなくてはならない。私の場合は、車線変更違反と進入禁止違反の2つだ。

先輩は、認知症の検査といっていたが、どうもそれは75歳以上であって、70歳から74歳までは適性検査と実車の2つである。最近はあまりにも高齢者の事故が多いので今年の5月から高齢者(70歳以上)の免許更新制度が変わり一段と厳しくなったようだ。適性検査では、単なる視力検査ではなく、動体視力、夜間視力、水平視野が測定される。私だって、どれをとっても若い時のようにはいかないだろうなと不安になるくらいだから、高齢者の皆さんは結構不安でストレス過多になるようだ。

さて、私が受けた2時間の講習は、以前は、交通事故が如何に被害者、加害者双方にとって如何に不幸なことかをビデオなどを見せられ深く考えさせられる内容だったと記憶しているが、今回は、殆どが違反をした場合の点数の話であった。6点で免停だが、一旦免停を食らうと2度目からは4点、3度目からは2点で免停になる。

違反をして罰金を取られて不満に思う方もいらっしゃるが罰金で済めばいい。一般道路では30km以上、高速道路では40km以上のスピード違反をすれば、違反点数は6点で即免停。且つ、行政処分ではなく刑事処分で前科がついてしまうと脅された。しかし、違反点数の累積は、1年間違反がなければチャラになるから、何としても1年間頑張ること。こんな内容で講習は終わった。

何故、点数の話ばかりだったのか不思議でならないが、「交通違反など大したことはない。罰金払えばいいだけだろ」くらいに考えていて、いきなり免停を食らって仕事などに大きな支障が出て困る人が多いに違いない。1度でも免停食らえば前科として消えることはない。こんなに厳しいと「交通違反で捕まるのは運の問題」など開き直ってばかりもいられない。

少々、厳しすぎないかと思わなくもないが、この厳しさが、交通戦争とまで言われた日本の交通環境を圧倒的な改善に導いた警察の力ということなのだろう。行政に対する評価は古今東西厳しいが、交通にかんする日本の警察の力に関しては悪い評価をあまり聞かない。悪ければすぐに法律が変わり即座に対応する。どうも、ここだけは曖昧な日本人ということが当てはまらず白黒はっきりした明白な世界のように見える。皆さんは如何思われるだろうか。

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