東京湾に流れ込む幾筋もの大小河川、街がかつて村であった証拠の用水路やその暗渠、そして池谷湧水など、水辺は身近な「自然」のひとつであり、人の生活に密接に関わってきました。その歴史や暮らしをたどりながら心地良い水辺を歩きます。
相模湾にぽつんと浮かぶ小島、江の島。昭和の色濃い観光地ですが、じつは江戸の昔から江島神社の参拝客でにぎわった聖地でもあります。当時からの住人さんにも島暮らしの話を聞きながら、住民目線で歩いてみましょう。魚料理や絶景の茶店で休憩など、のんびりと島を楽しむ一日。
集合場所:小田急線・片瀬江ノ島駅集合
明治35年に開業した東部スカイツリーライン堀切駅。荒川放水路掘削工事のために、当初より西の現在地に大正13年に移転し、堀切の町と切り離されてしまいました。この大河の完成のためにどのように土地が変化したのかを辿ります。昼食は各自負担(おすすめの店をご紹介します)。
集合場所:東武鉄道伊勢崎線・堀切駅集合
江戸時代以来、江戸の埋立地には運河がめぐらされました。その代表が行徳塩田から塩を運んだ小名木川で旧中川と交差します。その中川も新たに造られた荒川とは水位の違いから閘門が造られ、と、自然河川には絶対見られない不思議な仕掛けを見て歩きます。大島のインド人街など街並みも少々歩きます。昼食は各自負担(おすすめの店をご紹介します)。
集合場所:都営新宿線・東大島駅集合
全3回一括お申込みも可能。合わせて19,800円(6,600円×3回)のところを、18,000円に割引きいたします。
※昼食は講師おすすめのお店をご紹介します(各自払い)。
※当日の天候、その他の状況により順路などは変わる場合があります。
※各種入場料や追加の交通費等、各自のお茶代など別途料金がかかる場合がございます。予めご了承ください。
※当講座では、講師の解説が良く聞こえるようイヤホンガイドを使用いたします(使用料は講座代金に含まれます)。イヤホンガイドとは、話し手が所持する送信機を通じて、複数の受信機へ音声を届けるツールです。
東京湾の漁師町を訪ね続けるフリーライター
眞鍋 じゅんこ (まなべ じゅんこ)
1959年東京生まれ。ベトナムに通っていた頃、そこに古き良き日本があった。そして日本中の村や離島を訪ねて、カメラマンの夫・鴇田康則と記録し続けてきた。面白いことや人を見つけると、じっとしていられない。東京・千葉・神奈川にまたがる東京湾をくまなく取材し、たくさんの面白いことや場所、人を見つけた。著書に『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)、『産む快感』(自然食通信)、『うまい江戸前漁師町』『中古民家主義 』(交通新聞社)、『アジアで麺』『ベトナムわんさか共和国』(トラベルジャーナル・共著)などがある。また、月刊誌『散歩の達人』(交通新聞社)にて『1964→2020東京オリンピックを歩く』を連載。ブログ『眞鍋じゅんこのまっすぐには歩けない』
生活風景を撮り歩き続けるフォトグラファー
鴇田 康則 (ときた やすのり)
1954年東京生まれ。広告や雑誌、レコードジャケットなどの撮影と共に、アフガニスタンなど中央アジアや北米、タイ、ベトナム、などの人々の生活風景を写真に収めて歩く。現在、日本の村や東京の町歩きの他、東京湾の漁師や村の暮らしを記録。「中古民家主義」(交通新聞社)など眞鍋との共著の写真を担当。各種散歩系の雑誌の取材では、下町から山村まで様々なところを歩きカメラで撮影。著書『中古民家主義 』(交通新聞社)』、『うまい江戸前漁師町』(交通新聞社)、『ニッポンの村へゆこう』(筑摩書房)。また、月刊誌『散歩の達人』(交通新聞社)にて『1964→2020東京オリンピックを歩く』を連載。