流浪の番組タモリ倶楽部が終わったと聞きました。深夜のけだるい時間帯にちょっと退廃的で頑張りすぎない(ように見える)、マイペースな番組運びが心地よく、よく見ていました。
コロナ前後から見るようになったのがブラタモリ。ともに多趣味で幅広い知識と鋭い洞察力を持ち合わせたキャストのキャラを存分に引き出された名番組かと思っています。ことブラタモリに至っては地層や石についての造詣が深いようで、何気ない地形や地質からその成り立ちを読み解いていきます。
弊社も2021年から「地質学の旅」という講座が復活しましたが、参加者の中には、ブラタモリを見て「地層や地質」に興味を持って来ました、とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。
先月は、琵琶湖の湖畔の美しいシルエットの近江富士の山を歩きながら、講師のお話を伺いました。「富士山のような形をしているが果たして火山だったのか」「琵琶湖ができる以前ここにはマグマの活動による陥没地形があったという説」などを山で地層を見たり、石を割ったりしながら教えて下さいます。なにせ、お話が何百万年単位とかなので一瞬頭がくらくらしますが、日々の些細なことを忘れさせてくれる貴重な時間でもあります。
歩行レベルも参加しやすい「一般的なハイキング程度」も設定しています。中でも8月の九度山は川沿いの旧トロッコ道を下りてくるコースなので、ぜひこの機会を「地質学」を体験してみてください。
[終了]奇跡の島弧(アイランドアーク)日本列島 地質学の旅 「地質踏査入門 九度山トロッコ道 泥質片岩とゆっくり清流歩き」