釈迦の4大聖地とは
仏教の開祖であるお釈迦様は、今から2500年ほど前(紀元前6世紀ごろ)に現在のインド/ネパールの国境付近に生まれた実在の人物です。本名をゴータマ・シッダールタといい、「ブッダ」とは「目覚めたもの」「悟ったもの」という称号で、仏陀はそれを中国語で音訳したものです。釈迦というのは彼が属した民族「シャカ族」に由来し、釈迦族の尊者(世尊)という意味で釈尊とも呼ばれています。お釈迦様の4大聖地とは、その生涯で重大な4つの出来事(生誕、成道、初転法輪、涅槃)が起きた場所です。仏教徒たちは古くからこの地を聖地とし、一生に一度は訪れてみたいと願っていました。また多くの僧侶たちが開祖であるお釈迦様ゆかりの地でもあるこれらの地で修行を積んでいます。
聖地その1 生誕の地 ルンビニ
お釈迦様は、現在のネパールとインドの国境近くにあったカピラヴァストゥ(カピラ城)という小国に、父はシュッドーダナ(浄飯王)、母はマーヤ(摩耶夫人)の間に王子として生まれました。カピラヴァストゥの位置は正確には分かっていません(ネパールのティラウラコット説とインドのピプラハワ説がある)が、摩耶夫人がお産のために里帰りする道中に、このルンビニで産気づき、母親の脇の下から生まれたとされています。懐胎の際には白い6本の牙を持つゾウがマーヤ夫人の胎内に飛び込む夢を見たという話も残されています。
世界文化遺産にも登録 日本とも縁が深い
この地は1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、翌1978年に日本人建築家の丹下健三がマスタープランを作成。マーヤ夫人がお釈迦様を生んだとされる場所に建つマーヤ聖堂、お釈迦様おが産湯として使ったプスカリニ池を中心とした聖園地区と、世界各国の仏教徒が集い「日本寺」「ドイツ寺」「ベトナム寺」「ミャンマー寺」など国名を冠したお寺が建てられている寺院地区、ホテルのある新ルンビニ村に分かれています。4大聖地で唯一ネパール領内にあるのがルンビニ。お釈迦様の暮らした「カピラヴァストゥの遺跡」とされるティラウラコットもネパール領内にあり、「お釈迦様は(インド人ではなく)ネパール人」というのがネパール人のプライドとなっています。
日本山妙法寺
中国寺
その2「成道の地 ブッダガヤ」(釈迦の4大聖地)に続きます
アクセス空路
空路:バイラワ空港から車で約30分。カトマンズから約35分。1日数本。
陸路:カトマンズから約8時間、ポカラから約8時間。インド国境のスノウリを経由してクシナガルまで約5時間。
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