シルクロードだより 第34便 新疆地質鉱物博物館

緑は孔雀石、青は藍銅鉱物(新疆地質鉱物博物館)


今週もシルクロードから写真が送られてきました。
新疆ウルムチにあった「新疆鉱物博物館」がリニューアルするということで、お披露目的なプレオープンイベントがあって行ってきたそうです。

新疆産を中心に中国各地の珍しい鉱物が紹介されてるようです。
しかも、指輪サイズとかではなく、観賞用サイズの一抱えサイズの岩石が展示されてるようで迫力があります。

その中から今回は4点紹介してもらいました。

白雲母(新疆地質鉱物博物館)


まずはこれ、白雲母。日本でもありますが、でかさが違いますね。
これは玄奘三蔵法師が通ったと言われるクチャの塩水渓谷でもよく見られるそうです。唐代には漢方薬として使われたようですが、最近は電子関係に重宝されてるとのこと。


金(新疆地質鉱物博物館)


続いてこちら。一目でわかる、その通り!金の塊です。
新疆には、天山山脈、崑崙山脈のほかに、アルティン山脈という山脈の一部もあるのですが、アルティン=金の山脈。そこで金が豊富に取れるのだとか。
十数年前、カザフ人が山で大きな金塊を拾ったそうです。彼はそれを売って人財産築こうと思ったらしいのですが、中国では「地下の資源」「貴重な資源」はすべて国家に所有権があるとのことで、二束三文で国に買いあげられたとそうな。もしかしたら、この金塊がそれかも・・・とZ氏は目を輝かせていました。


砂漠の薔薇(新疆地質鉱物博物館)


3つ目は、ギザギザの石?
これは砂漠のバラと言われるもので、新疆に限ったものではないようですが、新疆では、あの「さまよえる湖ロプノール湖」の近くでたくさんでるそうです。ロプノール湖といえば、楼蘭の近く。今は軍事基地が近くにあるため近寄れないのが残念です。


隕石(新疆地質鉱物博物館)


最後はこちら、博物館前にある巨大な石。一見なんともなさそうですが、なんと隕石!。世界で三番目に大きい隕石とのこと。鉄成分88%。こんな屋外に置いてたら持っていかれるんじゃないですか?と聞いたら、重すぎて、だれも持っていけませんよ、重さ30トンです。
いや、もしかしたら、石を結んでる赤い糸が館長の足首に結び付けてあるのかもしれません。今度行ったら聞いてみよう。

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