今週もシルクロードから写真が届きました。
西安空港に第5ターミナルがオープンし、国際線や中国東方航空の国内線は新ターミナル発着に移行しているとのこと。
たしか北京も上海も空港が複数あるとはいえ、第5ターミナルまではなかったと記憶しています。
Z氏の話によりますと、新ターミナルの「目玉」は、国内線も国際線もチェックインは同じ3階にまとまっているとのこと。また空港内に「博物館」を設置したそうです。常設館と企画展館があるそうで。常設館には、第5ターミナルの工事中に発掘されたものを展示してあり、一方、企画展館は定期的にものが入れ替わるそうですが、中国の1級品レベルの文化財が展示されるとのこと。そしてその名も「珍宝館」。
それらの「目玉」があるにも関わらず私の目を引いたのは、巨大パンダの置物。通称：七仔（チーザイ 意訳：七ちゃん）というそうですが、第5ターミナルなら五仔（ウーザイ 五ちゃん）でいいじゃないか？と思ったのです。
Z氏は、こんなことまで調べてくださいました。
中国には四川省以外に、秦嶺山脈付近にもパンダが分布していますが、そこで「白と茶色のパンダ」が発見された際、当時「少林サッカー」や「カンフーハッスル」で人気だった周星馳監督の「ミラクル7号」というファンタジー映画のマスコット（宇宙生物の設定）の名前にちなんで「七仔」と名付けられたそう。今も動物園で人気の、本物の茶色パンダにあやかって、空港のマスコットにお「七仔（チーザイ）」とつけられんじゃないかという説がありますとのことでした。
やはり、名前には何か理由があるんですね。五仔とか言ってすみませんでした。せっかくなら巨大パンダも茶色パンダにするのはいかが？
ちなみに、本物の茶色パンダは西安の郊外の動物園に、巨大七仔は第5ターミナルの３階にいます。