添乗報告記●真夏のパタゴニア・バックパッカープラン14日間（2025年2月）

添乗ツアー名 ●真夏のパタゴニア・バックパッカープラン14日間
2025年2月11日（火・祝）～2月24日（月・祝）
文・写真 ● 小林勝久（東京本社）

昨年2024年の2月に復活したこのツアー、2025年も再びペリトモレノ氷河、フィッツロイ、パイネ国立公園といったパタゴニアの名所だけに絞込み、基本連泊を中心にしてゆっくり楽しめる日程にししています。また、今回もパイネ国立公園内のホテルへ宿泊。国立公園内で２泊３日を過ごす贅沢な体験も出来ました。今年は強風や国境のストライキなど困難に見舞われることがありましたが、それらを全て乗り越えて旅を終えることが出来ました。

苦労して辿り着いたロス・トレス湖とフィッツロイをバックにハイポーズ！

大崩落のペリトモレノ氷河

添乗員小林も初めて見たレベルの大崩落が！

青々と輝く氷河をじっくりと見ることが出来て大満足の皆さん

アルゼンチン・パタゴニアの最大の見どころと言えば、やはりペリトモレノ氷河になると思います。カラファテからペリトモレノ氷河へ向かいますが、いきなりこの日は崩れた氷河の流氷が港を塞いでしまい予定していたクルーズ船がキャンセルとなり、急遽、別の港から出るクルーズ船を手配するトラブルが発生しました。ただ、何とか出航ギリギリで滑り込み氷河クルーズを楽しめました。サクッと昼食を済ませ、今度は展望台から氷河を眺めます。なんと今回はかなりの大崩落が2回も起こり、ペリトモレノ氷河には12回目になる添乗員の私・小林もここまでの崩落は初めての経験。この日は天気も良く、青々と輝く氷河をこれでもか！と満喫できました。幸先が悪いスタートとなった我々でしたが、一転して幸先の良いスタートとなりました。

パイネ国立公園内の絶景ホテル「ホステリア・ペオエ」

ペオエ湖の小島に建つ絶景ホテル「ホステリア・ペオエ」とその背後に聳えるパイネグランデ（左）とクエルノス（右）

アルゼンチンから国境を越えてチリへ入りパイネ国立公園へ向かいます。あいにくこの日はパタゴニア名物の強風が吹き荒れ、予定していたサルトグランデ観光とクエルノスハイキングはキャンセルとなってしまいました。とても残念ですが、国立公園管理事務所も常に安全を考慮して判断しているため、諦めてホテルへ直行しました。ただ、この国立公園内のホテルはただのホテルではありません。湖の小島に建ち、湖越しにパイネ最高峰のパイネグイランデと角のような形をした岩山クエルノスを真正面に眺められる絶景ホテルなのです。ホテルへチェックイン後、早速、ホテル周辺を散策します。特に、車道へ出た後の少し離れた小高い丘の上からの眺めが絶景で、絵葉書の様な景色に皆さん感動されていました。観光がキャンセルされた分、絶景ホテルの眺めを満喫しました！

今年も風が強かった・・・パイネ国立公園フランス谷トレッキング

偶然、フランス氷河の大崩落（雪崩）の瞬間を目の当たりに！

パイネ国立公園のトレッキングコースはいくつかありますが、企画＆添乗員・小林イチオシはこのフランス谷トレッキングです。ペオエ湖を船で渡り、対岸からトレッキングスタート。この日はパタゴニア名物の強風が我々に襲いかかり、昨年同様にトレッキング中にも容赦なく吹き荒れます。そんなパタゴニアの風に負けずにトレッキングを進んでいきます。谷の入り口まで来ると風が嘘のように静まり、快適な状況に。イタリアキャンプで休憩中、フランス氷河の大崩落（雪崩）の瞬間を目の当たりにし皆さんはもちろんガイドまで驚きの声を上げていました。フランス氷河とパイネグランデのビューポイントでランチタイム。皆さん、間近で見るフランス氷河の景色に感動されていました。

やっぱり！グルメ三昧の日々

肉料理、魚料理、イタリアンまでやっぱりグルメ三昧の日々に！

毎度おなじみになりつつありますが、このツアーはパタゴニアの素晴らしい景色を堪能するだけでは終わりません。自称”グルメ”添乗員の私・小林は美味しい料理やワインにも目がなく、このツアーでも選りすぐりのレストランへ皆様をご案内しています。このツアーの一番の特徴はパタゴニア旅行の経験がある添乗員の裁量でアレンジをしていることです。そういう意味ではこの食事面が一番の個性を発揮しているかもしれません。肉料理、魚料理、イタリアン（パスタやピザ）など今回も様々な料理を食べましたが、パタゴニア名物のコルデロ（羊の炭火焼）、シーフードの盛り合わせ、シーフード煮込み、イタリア移民の国アルゼンチンのイタリアン（パスタ）そしてアルゼンチンワインが特に美味しかったです。昨年同様にパタゴニアの絶景と共にとても良い思い出となりました。