今回は三度、ホータンから写真が届きました。

カシュガルVSホータン サモサ対決
今回は写真右の食べ物です。ホータン名物のゴシガリデーというそうです。
カシュガル辺りでよく見かけるサモサ(写真左)より一回り大きいサイズだそうです。
味は?と聞いたら、サモサとだいたい同じで牛肉、羊肉の脂、玉ねぎが入ってるとのこと。
では、どうして大きいのか?
私の推理はこうだ!聞くところによると、カシュガルはウイグル最大の都市で、「ウイグルの雄」とも呼ばれてるらしい。ということは、結構いばってたりするんじゃないか(個人的想像)。ホータンは、それに一矢報いてやろうと、カシュより大きいサモサを作ったんじゃないか?いつも京都と比較される奈良県民はそんなことを考えました。
否!Z氏の推理はこうでした。ホータンは周りにあまり燃料となる木がない、なので小さいサモサを何度も何度も焼いていては燃料が足りなくなる。一度に大きいサモサを焼けば燃料の節約になるんじゃないか、と。実際、ホータンは今でも竈ではなく、燃料を節約するため(?)、砂をあっためてその中でパンを焼く、「クメチ」という焼きパンが名物としてあるそうです(ただ、砂がくっつかないか心配です)
そしてもうひとつは・・・とミイラの話を始めました。ウルムチの博物館にあるミイラ「楼蘭(トルファンの南約200㎞)の美女」は小柄で155㎝くらい。でも、その奥の、チャルチェン(トルファンの南西約450㎞)周辺で発掘されたコーカソイド系のミイラは大柄で170㎝以上あるんじゃないかな。新疆もタクラマカン砂漠を挟んで南ほど西ほど、インドとのつながりが強い。仏教も南から来た。ホータンの方がカシュガルより南にあるから、コーカソイド系のDNAが濃くて、体格がいいのかもしれない。体格が大きいと食べ物も大きくないとね。
しかし、実際のところ、見た目では、カシュガルもホータンもそれほど体格差はないようです。
ほんとかどうかわからない素人談義はこのような結果となりましたが、そんなことより、私は今「クメチ」を食べたい衝動に駆られています。