

第30回●「ティクタ」脈診の神秘
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 2008年2月11日、チベットの正月休みが明けた最初の月曜日、いよいよ僕の病院実習が始まった。一応、肩書きはアムチ(チベット医)となり、職員の方々から向け […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 2008年2月11日、チベットの正月休みが明けた最初の月曜日、いよいよ僕の病院実習が始まった。一応、肩書きはアムチ(チベット医)となり、職員の方々から向け […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 「♪おおーきな、ノッポの古時計、おじいさんの時計・・・」 ダラムサラ、正確には尾根沿いに拡がるチベット人の街マクロードに今なお百年間の時を刻み続けている古 […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 初めてラサを訪れた2004年の夏、空港から街に到着すると僕は真っ先に「紅景天ドリンク」を購入して高山病に備えた。当時の値段で10アンプル28元、これが安い […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 チベット医学を学び始めてからというもの、ふるさと富山の売薬への興味が湧きあがってきた。草根木皮を使用して薬を作ることはもちろんのこと、日本各地を歩き回る強 […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 大学の構内の柳(チャンマ)の木の下から級友たちが「おい、オガワ、チャイ飲んでいけよ」と手招きしている。つい10日前の暗誦試験を終えるまでの5年間は、恒例の […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 薬草実習において男子生徒が山々を駆け巡ってツェルゴンなど華々しい薬草を採取するのに対し、女生徒は来る日も来る日もアワ(ユリ科)という岩場に生える髭のような […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 最終暗誦試験ギュースムを終えた二日後の2007年11月18日、僕はのんびりとした足取りでダラムサラ在住30年になるB氏宅を目指していた。チベット人が暮らす […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 「むかーしむかし、因幡の国に・・・」小さい頃、祖母は毎日のように枕元で御伽話を語ってくれ、その中でも因幡の白兎の話が一番多かったような気がする。皮を剥がさ […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 「イクツェー、イクツェー、セヤデ、ケーチェンボ、マレー!(試験、試験、というのは重要じゃないんだ!)」 試験が近づくと、こんな絶叫が寮内に響き渡る。もちろ […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 2007年10月15日から11月17日まで足掛け1ヶ月に渡って行われる卒業試験にむけて、久しぶりに1年生の頃の課題だった根本・論説部門を読み返した。聖なる […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 2001年9月、メンツィカン入学前の僕は先輩のタシを無理やり誘って秘境ラダックへと向かった。ラダック出身の彼の実家は地元でも有名な医者の家系だという。地域 […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 一年に一日だけ、それも満月の光の下でしか作ることができない神秘的な薬、その名も月晶丸。チベット暦8月15日の夜、雨季が明けたばかりのこの時期は大気中に塵が […]