

第293話 クプチュク ~カッコウ~ チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
クプチュク チベット医学絵解き図 「カッコウが鳴いたら大豆を蒔け」ということわざを古老から教えてもらっていた。そしてまさに2020年6月10日の朝、目覚めにカッコウの鳴き声を今年はじめて聞いた。「よし、今日、大豆を蒔こう […]
クプチュク チベット医学絵解き図 「カッコウが鳴いたら大豆を蒔け」ということわざを古老から教えてもらっていた。そしてまさに2020年6月10日の朝、目覚めにカッコウの鳴き声を今年はじめて聞いた。「よし、今日、大豆を蒔こう […]
2020年11月23日 暗誦する筆者 四部医典の暗誦儀式「ギュ・ニ」を開催するにあたり、暗誦の立会人をどうするか悩んでいた。メンツィカンで開催されるギュ・スムでは、大学の先生が5人がかりで立ち会い、つまり審査にあたる。 […]
マンダラ マンダラ(曼荼羅)の呼称は日本ではきわめて抽象的に用いられている。たとえばチベットの仏画全般を総じてマンダラと呼んだり、円と四角を組み合わせたマンダラ風の現代絵画もまたマンダラと称されることがある。そのマンダラ […]
宗吽寺 11月23日、上田市内の寺院において『四部医典 ギュ・シ(4)』二部暗誦の儀式「ギュ・ニ(2)」を開催した。ギュは日本語でタントラと訳され神秘的な意味合いを帯びることがあるが、チベット語のギュには「古来より途切れ […]
「ディケ(この言葉を)、ダクギ(我が)、トゥーパ(聴いた 注1)、トゥ・チク(時)、ナ(場)。」 薬王城タナトゥク 八世紀に起源を有する『四部医典』はこの一節「我がこの言葉を聴いた時、場とは」で幕を開ける。法が成立するた […]
残暑厳しい9月4日、薄着のまま店の駐車場へ出かけた。駐車場は店から約80m高低差30m離れたところにあるため管理を怠りがちになってしまう。なにしろ上田市で(当時)コロナのクラスターが発生しているために来客の気配すらない […]
日本におけるチベットのイメージは1904年に出版された (1901~02、1913~15年チベットに滞在)の『チベット旅行記』によって形成されたといえる(注1)。慧海が出版した当時、具体的には日露戦争がはじまった年、日本 […]
畑の脇に梅の木がある。85歳になる畑の所有者が生まれたときに植樹したというから梅も85歳だ。とはいえ50年近く放置されていたことから2016年、最初に出会ったときは葛の蔓が無数に絡みつき、隣の桑の木に圧倒されて梅の木かど […]
メンツィカンの薬草実習 チベット語で雨はチャルパという。チャルの原義は「生じる。昇る」で縁起のいい単語である。世界を見渡すと多雨の地域では雨は厄とされるが、チベットは少雨地帯なことから吉とされている。雨といえば2001年 […]
護法神 かつてチベット政府は決定しがたい国の大事などを定める際にセンディルと呼ばれる神託を用いてきた。別個の答えを書いた複数の紙を一つずつツァンパ(大麦粉)を練ったもの(セン 注1)のなかに丸めこんで(ディル)同じ大きさ […]
薬草実習 メンツィカン(チベット医学暦法大学 北インドのダラムサラ)では毎年8月になるとヒマラヤ山中にテントを張り、一カ月に渡って薬草を採り続ける過酷な実習が行われる。この日はチャワというセリ科の薬草の採取を命じられ、各 […]
ウリハダカエデ まだ手を入れていない森があった。そこは店舗から約500m離れた飛び地で、広さは40m×70mとなかなか広い。もとは畑だったが50年間放置されていたために樹木が生い茂っている。多い順に並べるとクヌギ、ヒノキ […]