

第281話 ニョン ~狂人学者~ チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
メンツィカン(インド・ダラムサラ)同級生 チベット語でニョンパは狂人・変人という意味だが、人称語尾のパが抜けてニョンになると尊敬の念がこもり「学問(仏教)を極めた浮世離れした人」といった語彙になる。おおよそ肯定的な文脈で […]
メンツィカン(インド・ダラムサラ)同級生 チベット語でニョンパは狂人・変人という意味だが、人称語尾のパが抜けてニョンになると尊敬の念がこもり「学問(仏教)を極めた浮世離れした人」といった語彙になる。おおよそ肯定的な文脈で […]
チベット料理レストラン タシデレのモモ モモ、いわゆるチベット風の蒸し餃子にかけるチベット人の気合いは凄い。 たとえば過酷なヒマラヤ薬草実習の最終日の御馳走はモモと決まっていた。その日だけはモモ作りのために学生が5、6 […]
コロナウイルスの感染拡大に伴い「チベット医学ではどのように対処しますか」と期待を込めて質問される機会が多い。そこで今回はチベットにおける伝染病の歴史について整理しておきたい。 八世紀に編纂された『四部医典』には伝染病にあ […]
夏になるとヒマラヤの山々を駆けめぐりひたすら薬の原料となる薬草を採取した。学生寮ではひたすらメンツィカン(チベット医学暦法大学)の学友たちと朝から晩まで苦楽をともにした。卒業試験では60名近いチベット人に囲まれた真ん中に […]
チベット社会には思春期特有の第二次反抗期が存在しないことに僕はあるとき気がついた。日本では中学高校生になると親とあまり口を利かなくなり、一緒に出かけることを嫌う傾向がある。同学年や先輩後輩にはめっぽう気を使うが、馴染みの […]
忍冬 スイカズラ 明智光秀。いわずと知れた本能寺の変の主役である。その前半生は明らかになっていなかったが、織田信長に士官する以前、武将としてだけではなく医師としても活躍していたことが判明した。熊本県の細川家に伝わる古文書 […]
母の生まれ故郷である庄川町(現・砺波市)へ末期癌で療養中の母と家族みんなでドライブに出かけた(2011年)。この町には母の旧姓である小谷姓が多い。その理由を聞いて驚いた。なんでも小谷城(滋賀県)が織田信長に攻め落とされた […]
タシデレ 「Hello こんにちは」はチベット語でタシデレとされている。しかしタシデレを一語一語解説するとタは輝く、シは祥(さち)、デは幸せ、レクは良い、したがって直訳すると「祥が輝き幸せであれ」となり「おめでとうござい […]
チベットの高僧(カム地方) メンツィカン入学試験(2001年)の第一問目に「仏、法、僧の三宝を包括する四つ目の至宝とは何か」という問題が出された。正解は「ラマ」。仏教において釈迦、仏法、僧団の三つを宝として崇めるが、直接 […]
高岡から望む立山 チベット社会で「キドゥク」が開催されると、その日は深夜までドンチャン騒ぎが行われる。近隣のゲストハウスに滞在している外国人はクレームをつけるが、チベット人たちにとってはお互い様で馴れたもの。キ(幸せ)ド […]
脈診の絵解き図 メンツィカン病院にチベットから亡命したばかりの遊牧民が訪れた(2008年)。脈診をすると、あり得ないほどに脈が堅いことから「ときどき頭痛がしませんか」と問診した。すると「そのとおりです」と男性は驚いていた […]
マニ・リルプの原材料 観音様の御加持が込められるマニ・リルプの製薬をしているときのこと。材料のなかにチェスの型をした木がたくさんあることに気がついた。これはチェスの駒を繰り抜いたあとの白檀だという。チベット医学の聖典であ […]