つむじかぜ837号



旅のエネルギー充電中
縮小版にて配信! 号


風の旅行社オフィス移転・電話番号変更のお知らせ

東京本社・大阪支店はオフィスを移転いたしました。東京本社は同じビルの別フロアへの移転です。電話番号(現・お客様専用フリーコール)が変更となりますのでご注意ください。ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

営業時間は引き続き、月・木曜日(11:00〜17:00)となります。

https://www.kaze-travel.co.jp/news/news-20210617.html


特集1 田中宙さんと行く晩秋のジオウォーキング 奇跡の島弧(アイランドアーク)日本列島 地質学の旅

日本列島を地質学でひも解く「ジオウォーキング」。硬い石も柔らかく解説する田中宙さんがご案内します。

今年の秋は滋賀、奈良が舞台。関西、中京地区の方には朗報です。





催行決定・間もなく決定のツアーはこちらでチェック!


現在、風の旅行社の国内ツアーでは、密にならない野外アクティビティをメインとしてツアーを企画しております。移動、宿泊施設では感染対策に配慮するのはもちろん、旅先となる現地の受け入れ状態を鑑みながらツアー実施を判断しております。ご不明なことがございましたら、お問い合わせフォームや、営業曜日(月・木 11:00〜17:00)にお電話にて対応しておりますので、ご連絡ください。


特集2 《風の縁shop》 秋に向け、カンボジアと商品開発中です!

この夏は新しい商品企画を少しずつ進めています。

カンボジアとすすめているのは「クロマー」という布。

汗を拭いたり、頭に巻いたり風呂敷のように使ったりとカンボジアでは、日常生活に使用されている布なんです。

現在、秋の販売に向けて一枚一枚手織り中。

写真は、使われる糸の写真の一部と2枚目はタグのデザインです。

お楽しみに♪(なかつぼ)

– 風のInstagram ぜひフォローしてくださいね♪ –


「風の縁shop」トップページへ


風の向くまま・気の向くまま ―第六百六十一話―

代表取締役 原 優二


埼玉県小川町へ


サドルの高さ調整をし、ハンドル中央の下部にある電源ボタンを押す。電源ONを示す赤いランプが点灯したらあとは漕ぎ出すだけだ。最初は、グイッと前方に引っ張られるように加速。「オー!」思わず声がでてしまったがすぐに慣れた。ちょっとした坂道も軽くペダルを踏むだけで楽に登っていく。30代くらいに若返ったような気分だ。

この日は、(株)風カルチャークラブの嶋田京一代表に誘われ、弊社の水野恭一と3人で「有機の里・埼玉県小川町の豊かな食と暮らしに触れるサイクリング」を試してみた。小川町の駅から徒歩5分ほどの「石蔵コワーキングロビーNESTо(ネスト)」を出発。ここに自転車が置いてある。通常3時間のコースを西紗耶香さんにガイドをお願いし2時間半ほどで回った。一か所だけ急な登りが5分ほど続く坂があったが、電動アシストのおかげで、さほどキツさを感じることもなく登りきることができた。

コースの主要な部分は、環境省が「生物多様性保全上重要な里地里山」に指定している下小川・下里地区である。人の手が入った里山は自転車から田んぼ越しに見ても美しい。目の前の緑の田んぼに視線を落とすと意外なほど草が茂っている。有機農法が故に草が取り切れないらしいがそれも想定内。有機農法でも全国的に有名なこの地区には霜里農場がある。西さんの解説では、当主の金子美登さんが有機農法を始めたころは、周囲からは変人扱いされたそうだ。そのうちに“あそこには若い人が集まりみんな楽しそうに農業をしている。それに比べたら、こっちでは若い連中は農業なんか見向きもしない。俺たちもやってみるか”。ということになったそうだ。とても分かりやすくて腑に落ちる解説だ。

私は、南信州の田舎で育った。下小川・下里のような里地里山は幼いころから見慣れた風景である。今、私は東京の多摩地区にある東大和市に住んでいる。青梅市や奥多摩町も近い。だから、取り立てて下小川・下里が珍しいというわけではないのだが、今回は、とても懐かしく感じ、心穏やかな気分を味わえた。これもコロナ禍の影響かと妙なことを考えてしまったが、サイクリングツアーの良さに違いない。嶋田京一君は、「もっと町の人たちと自然に触れ合える場面を作りたいんです。野菜の直売所での農家の人とのちょっとした会話とか、、、」。なるほど、今まで海外での自転車ツアーでやってきたことだ。不思議なもので、日本だから言葉の壁もないから簡単にできそうだが、かえって気を使ってしまうのかもしれない。

西さんは、隣の東秩父村在住で、6年ほど前にUターンし村の地域おこし協力隊で2年間活動し、5年前に始まったアムチ小川さんの「村のくすり塾」のコーディネーターとして活躍してくれた。今は、週4日は小川町駅前の観光案内所で働きながら、自転車ツアーのガイドもしてくれている。まだ30歳そこそこだろうか。自分の生まれた村にすっかり根をおろした安定感が伝わってくる。

田舎では、「週3日は○○で、後は△△。家にいるときは□□もしています」。そんな答えが多数返ってくる。西さんもその一人だ。一つの仕事にこだわらず、積極的にあれもこれも同時にやっているように私には見える。少々不安もあるのだろうが、こういう働き方が、地域の多様性を支えていくのかもしれない。


≫「原のコロナ休業日記」一覧
≫「風の向くまま・気の向くまま」一覧


今週の更新情報 旅心くすぐる情報満載


赤・青・黄色。カラフルな鳥たちとの出会い



お茶の間 旅空間 〜今週の気になるTV番組〜

▼8月14日(土) 01時20分~01時50分 テレビ朝日 【秘境】
ナスD大冒険TV
テレビ朝日の社員・ナスDが殆どの日本人が踏み入れた事のない世界の僻地に命懸けで向かい、知られざる文化・住む人々の暮らしをレポートする超本気紀行ドキュメント番組!
▼8月14日(土) 18時00分~18時30分 NHKBSプレミアム 【絶景】
驚き!地球!グレートネイチャー 「追跡!幻の巨大島 〜沖縄 クリスタルブルーの秘密〜」
日本が世界に誇る絶景の宝庫、沖縄。クリスタルブルーの美しい海はどのように生まれたのか。見えてきたのは、海に沈んだ長大な山脈、幻の巨大島…。絶景誕生の秘密とは?
▼8月15日(日) 11時00分~12時29分 BSプレミアム 【野生動物】
ワイルドライフ スペシャル「進化の舞台 珍獣の宝庫 島は生命のミラクルワールド」
世界の島々で、環境に合わせて進化した野生動物たち。その不思議な生態や驚異の能力、命をつなぐ感動のドラマなどを珠玉の映像で大公開。動物大好きのゲストとともに迫る。
▼8月15日(日) 21時00分~23時54分 BS-TBS 【野生動物】
川口春奈 アフリカ動物大紀行〜水が育んだ命の星〜
灼熱のサバンナでライオンの超ふしぎ行動▽巨大野生動物と暮らす夫婦の絆▽絶景!滝の真上に“世界一危険なプール”▽弱肉強食の島で感動ドラマ▽絶滅の危機シロサイの保護


※次号838号は2021年8月19日頃の配信予定です

——————————
 
■つむじかぜ837号(風の旅行社ウェブマガジン)

発行日 :毎週1回発行
発行 :(株)風の旅行社 
送信日:2021年8月12日
送信元 :(株)風の旅行社
■ツアー、ご旅行手配、旅行説明会に関するお問合せ
・東 京
TEL:03-3228-5173  FAX:03-3228-5174
・大 阪
TEL:06-6195-8043  FAX:06-6195-8044
・mail
info@kaze-travel.co.jp
■「つむじかぜ」に関するご意見・ご要望
info@kaze-travel.co.jp
どうぞ、お気軽にご連絡ください。


つむじかぜバックナンバー


Copyright(C) 2002-2021 KAZE TRAVEL CO.LTD., All rights reserved.
(サイト内の文章・画像の無断転載を禁ず)