

第270話 バアチャ ~リサイクルと薬~ チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
マニ・リルプの原材料 観音様の御加持が込められるマニ・リルプの製薬をしているときのこと。材料のなかにチェスの型をした木がたくさんあることに気がついた。これはチェスの駒を繰り抜いたあとの白檀だという。チベット医学の聖典であ […]
マニ・リルプの原材料 観音様の御加持が込められるマニ・リルプの製薬をしているときのこと。材料のなかにチェスの型をした木がたくさんあることに気がついた。これはチェスの駒を繰り抜いたあとの白檀だという。チベット医学の聖典であ […]
ダチュ先生による尿診 特に年配者は朝一番の尿(チンパ)を新聞紙で包んだペットボトルに入れて、午前の早い時間にメンツィカンに来院する。アムチ(医師)はまず問診をし、次にペットボトルのまま色と浮遊物を観察する。ときにボトルを […]
「ヒマラヤの宝探し」のタイトルに相応しく「お宝、大発見!」の報告をしたい。 時は2017年10月、場所は埼玉県東秩父村。火傷の妙薬である紫雲膏のワークショップを開催したときのこと。紫雲膏の原材料は、 1.紫根 2.当帰 […]
「阿修羅の血(ニンニク)は至高の滋養薬であり、/皮を剥いて一晩お酒に浸けておく。/濾した液を適当回数、内服しなさい。/後に牛乳、ギー(精製バター)、乾燥地帯の/肉汁を症状にあわせて温めて投与すると/ルン体質の人間の寿命を […]
自宅から車で約1時間半。ちょっと遠いけれど縁あって3年前から飯山高校に特別講師として何度かお呼びがかかり、また、高校生たちが課外授業として森のくすり塾を訪れてくれている。同じ長野県のなかでも飯山高校生たちはとても大人しい […]
毎週水曜日のメンツィカン学食はションデと決まっていた。ショ(ヨーグルト)デ(米)、つまりヨーグルト御飯である。白+白の組み合わせでチベットではたいへん縁起のいい料理とされ、特に満月の日は肉を断ってションデを食べる習慣があ […]
知人から「畑の隅に養蜂の箱を置かせてくれないか」とお願いされたのが切っ掛けだった。僕は養蜂には興味はあったけれど、ちょっと遠い存在に感じて実践することはなかった。だからこそ養蜂を学ぶ機会になるのではと快諾した。そうして空 […]
手作りコーラの原料 「例えば災害が起こった非常事態において、コンビニエンスストアでいちばん頼りになる飲料はコーラである」と講演会で(あえて)発言すると「え?」と驚かれる事が多いので、ここで丁寧に弁明しておきたい。実際、僕 […]
TCV教科書 むかし、むかし、ある民家にネズミがたくさん住んでいました。ところがその家の猫がネズミたちを騙して食べてしまおうと思いたちました。猫はネズミたちに愛嬌を振りまいて、「わたしは他の動物たちへ危害を与えないと誓い […]
虫を自分のことのように思いなさい クリやコナラなど広葉樹の薪を割るとたまにカミキリムシの幼虫がいる……らしい。食料が現代ほど豊かではなかった時代、フライパンや薪ストーブの上で炒めて食べると「とても美味しかった」と60歳 […]
センブリ 千回振りだしてもまだ苦いゆえに千振(センブリ)と名付けられた。高さ20センチほど、可憐な白色の花をつける小振りな薬草はそれくらいに苦く、「良薬は口に苦し」、または苦味健胃薬の代表格として300年近く日本に根差し […]
シェーラブ・ニンポ デリーから南インドの終着駅バンガロールまでの44時間、二等寝台の粗末な座席で胡坐を組み、水以外は口にせず、ひたすらチベット語の般若心経を手にブツブツつぶやいている日本人の僕を、同じコンパートメントの西 […]