見知らぬ国のでの食事は、好奇心と食欲が刺激され胸が踊る一方、「どんなものが出てきて、はたして私の口に合うだろうか」と、不安な気持ちにもなってしまうもの。弊社のバングラデシュツアーでは、日本人の方でも口に合うようなベンガル料理をある程度選んでおりますが、現地の方が日常的に食べている食事も召し上がっていただく機会があります。さて、どんな食事になのか、その一例をご紹介しましょう。
スパイスの効いたおかず(トルカリ)でご飯(バット)を食べるのが定番のベンガル人の食事です。トルカリは魚やチキンにスパイスで下味をつけて揚げたり炒めたりしたものが多く、野菜も比較的やさしい辛さで調理されているのでヘルシーかつスパイシーで飽きがこない定食です。バングラデシュ人は器用に手(右手)で食べますが、外国人にはフォークやスプーンを出してくれます。
少し食事の量を控えたいときは、日本人にも馴染みのあるポン菓子と紅茶なんていう組み合わせができることも。バングラデシュでもポン菓子はおやつとして食べることが多いです。
雨季のはじめ6月頃に食べごろを迎えるマンゴー。濃厚な甘さでついつい2つ3つ手を伸ばしたくなってしまいますが、食べ過ぎには注意しましょう。農村地域では庭先にマンゴーの木を植えている家が多く、仲良くなれば村人が木からもぎ取ってふるまってくれる事もあるかも。
果実の大きさが人の頭大になる迫力満点な見た目とは裏腹に、果肉は濃厚な甘み。残った種はふかしておかずの材料(ジャガイモのような味)にもなる万能フルーツです。農村部ではよく見かけます。
ドイはバングラデシュのヨーグルト。市場などで見かけるドイはガラスやプラスチックの器に入っていることが多いですが、一般的には素焼きの器に入れられて作られます。ただし、おなかが弱い方は控えたほうがいいかも。
バングラデシュ人の国民的飲み物。都会でも農村でも飲むことができますが、農村の道ばたにある小さい小屋のお茶屋さんでほっと一息なんて時間がお薦めです。1杯5Tk(タカ)≒約6.6円ていどで飲める気軽さも旅人の味方です。
まだまだ紹介できない“ベンガルの味”もありますが、米を主食として育まれてきたベンガル地方の食事は、おかずもお米によく会うものが多く、我々日本人の味覚を満足させてくれるでしょう。また、バングラデシュは年間を通じておいしい果物が味わえる国。特にマンゴーやライチが旬を迎える6月頃はフルーツが各地に多く出回ります。
◆ ◆万が一のために ◆ ◆
現地で体調が優れない時などはお粥などできるかぎり体に優しい食事もご用意いたします。
日本からお茶漬けの素や塩昆布、ふりかけなどをご持参いただくと便利です。
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