ツアー名:大西さんと行く!ネパール探鳥の旅 カトマンズ・チトワン・ポカラを巡る 9日間
2014年10月28日(水)~11月5日(水)
写真・文●ツアーガイド:五百澤 日丸
「風の旅行社」の海外のバードウォッチング・ツアーが、ネパールにて催行されました。参加者は6名様。これに「日本の野鳥650」(平凡社)の解説主著者である、大西敏一さんが案内人として、さらに現地の風の旅行社のガイド、テクさん、そして添乗ガイドの五百澤の3名が付きました。2名様に1名のガイドが付いているような状況でのツアーは初めてでした。
大西 敏一(左)と五百澤 日丸(右)が同行しました。
今回は、ネパールの秋、ポスト・モンスーンで一年の中でも最も天候が安定し、さらに秋の渡りの季節に設定しました。お陰様でツアー中はずっと快晴!ヒマラヤもやや雲が湧いてきたものの見ることが出来ました。コースもより多くの種類の野鳥に出会えるように、カトマンズ盆地の南端にある2,800メートル級の山、植物園、チトワン国立公園のジャングル地帯、河川、農耕地、ポカラの河川上流域から低山帯など多様な環境を選びました。
カヌーでバードウォッチング
標高2,800mといえば、日本の北アルプスでは森林限界にあたる高山帯になりますが、7,000m~8,000m級のグレート・ヒマラヤを前にすると低山帯と呼びたくなってしまいそうなくらい、高木林に覆われています。しかし、そこでは100種以上の野鳥たちが次から次へとうごめいて、まさにバードウェーブとなって移動しています。見る鳥見る鳥すべて違う種類!といってもけっして大袈裟ではない状況で、興奮の連続でした!
アンナプルナサウスとタカサゴモズ
標高100m程度のタライ平原の北端、インドとの国境付近に位置するチトワン国立公園では、ジャングル地帯ではジープに乗っての探鳥、河川ではカヌーに乗っての探鳥・・など日本では味わえない楽しいひと時でした。特に、カヌーに乗っていると鳥たちがこちらをまったく気にしていない感じで、カヌーが近づいてもほとんど逃げませんでした。もっともワニもすぐそばで浮いていたりするのですが・・・それもまた楽しいものですが。
はなのいえ
アスタムのロッジ「はなのいえ」は、正面にヒマラヤの展望が目前に迫る景色の中で、鳥たちをのんびり、じっくりと観察できる素晴らしい場所でした!とても気持ちの良いところでしたので、1週間くらい滞在したくなりました。こうしてあっという間に9日間の探鳥の旅は過ぎました。
確認鳥種は253種でした。
観察出来た鳥たち(一部)
次回のネパールは、冬と春を考えています。まわるコースと目的の鳥も異なってきます。 乞うご期待ください!! 五百澤