ツアー名:自然が残る東京湾 小櫃川河口バードウォッチング
2019年4月14日(日)
文●ツアーガイド:峯尾 雄太 (みねお・ゆうた)
この数日で陽気がかなり春めいてきました。関東でもウグイスのさえずりやツバメの渡来も確認され始めています。
今回は新宿から高速バスでアクアラインを通過して金田バスターミナルで集合です。桜の花も残る過ごしやすい陽気の中、小櫃川河口へ向け探鳥スタートです。
小櫃川河口バードウォッチング
早速、コチドリの声が聞こえてきます。近いうちに道路が開通予定の空き地で数羽が採餌しているようです。
用水池にはハシビロガモやキンクロハジロ、オカヨシガモの姿がありますが、カモたちとは今期最後の出会いかもしれません。
モズの餌運び(トカゲとカエルかな)やキジのホロ撃ちを何度か観察。カワセミやアオジもいます。
ちょうど田植えの真っ最中。菜の花やヒバリのさえずりが聞こえる中、水の張られた田んぼではコチドリが愛想良く観察させてくれました。春全開です。
田園地帯をのんびり抜けて、ツバメの飛翔を確認、ウグイスもさえずっています。
アカハラの姿やセッカのさえずりを確認しながら小櫃川の河口に到着。鳥であふれていることはありませんが、静かで人がいないので、野鳥と風の音が心地よいです。
干潟を見渡すと、水際にはメダイチドリの群れが。70羽以上がおのおのゴカイをほじくり出しています。もう少し近い砂地にはシロチドリ、ダッシュが早い!
タシギが飛翔して、池にはコガモの姿があります。ミサゴは杭で休息中でした。
のんびりランチを挟んで、東京湾の原風景を楽しみます。午後、風が強くなりチドリの群れが飛び去ってしまったところで観察は終了。
ちょうどパラサーフィンがやってきて、鳥の落ち着きがなくなっていたのでタイミング良かったかもしれません。鳥たちを飛ばされると良い気分はしないのですが、みんなの海だから仕方ないですね。
帰りはユリカモメ夏羽が田んぼで水浴びしていました。次回は6/9(日)多摩森林科学園です。あの人気者が帰ってきたかチェック!
【今回確認できた鳥達】
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、トビ、オオバン、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、タシギ、ユリカモメ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、アカハラ、ウグイス、セッカ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
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