講座名:きららDe! バードウォッチング 段戸裏谷原生林
2019年4月28日(日)
文●ツアーガイド:渡會 理絵(わたらい りえ)
平成最後のバードウォッチング講座は愛知県の貴重な原生林、段戸裏谷原生林(通称 きららの森)で開催させていただきました。
前日からすぐ近くの「きららの里」のバンガローに泊まらせていただき、みんなで食事を作り、楽しい夜を過ごしました。
参加者のSさんがおうちの屋根裏から絵本を持ってきてくれました。絵本をひらくと…なんとカルガモやミサゴ、ニワトリ…などが登場するではありませんか! 暖炉の前で読みきかせをしてくださいました♪
翌朝は6:50集合! は、はやい! でもその分、たくさんの鳥の姿や鳴き声を聞くことができました。まだ新緑が芽吹きだしたばかりで葉っぱが大きく開く前のこの時期、きれいな小鳥たちの姿を見るには絶好の時期でした。
コルリやウグイスなどの棲み処であるササ藪(スズタケ)ですが、実はこの付近一帯は2年ほど前から全て枯れてしまっています。ササの開花は120年に一度ほどといわれていますが、花が咲いたあとは、枯れてしまうのです。
その開花が2016年の春にここ段戸国有林で確認され、現在も開花前線(枯笹前線?)は北上しています。幸い今年もコルリは来てくれていますが、数は減っているようです。
それでもバードウォッチャーの憧れの鳥達に次から次へとひっきりなしに出会えるきららの森はやっぱりすごい場所ですね。今後のササ事情、鳥事情、森事情が気になります。
ご参加いただいたみなさま、前日から食事の準備をしていただいた給食班のお三方、うれしい差し入れをしていただいたBさん、きららの里の職員のお二人、きららの森の鳥たちや豊かな自然に感謝感激の2日間でした♡ありがとうございました!(^^)!
【今回確認できた鳥達】
センダイムシクイ、ウグイス、ソウシチョウ、キビタキ、ホオジロ、カルガモ、トビ、ミサゴ、ハシボソガラス、アオゲラ、コサメビタキ、オオルリ、ミソサザイ、ノスリ、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、サンショウクイ、コゲラ、カケス、ヒヨドリ、クロツグミ、コマドリ、ツツドリ、コルリ、イカル、キセキレイ、イワツバメ 計30種(鳴き声のみ含む)
渡會さん同行ツアーはこちら!
東海・名古屋方面の講座を担当中! バードウォッチング 日帰り講座
関連よみもの
「風の鳥日和」 ガイド・レポート一覧
「風の鳥日和」 スタッフブログ一覧